ここから本文です

JPX日経400の入替銘柄の意外な株価動向とは?2016年8月に除外された銘柄の中から短期的に株価上昇が期待できる5銘柄を紹介!

ダイヤモンド・ザイ 9/27(火) 7:00配信

 JPX日経400は、ROEや営業利益、社外取締役の選任などを基準に「投資魅力の高い会社」400銘柄を組み入れる株価指数。毎年8月末に除外銘柄と新規採用銘柄が発表されるが、こうした入替銘柄のその後の株価動向は意外な結果となっていることがわかった。

【詳細画像または表】

新たな採用銘柄よりも除外銘柄のほうが株価は上がる確率が高いのはなぜか?

 毎年8月末にJPX日経400の構成銘柄の入れ替えが実施される。

 今回は、エイベックス(7860)やベネッセ(9783)、三菱自動車(7211)など33銘柄が除外され、コロプラ(3668)やぐるなび(2440)、日本航空(9201)など34銘柄が新規採用となった(1銘柄は上場廃止)。普通に考えれば、新規銘柄は組み入れ後に株価が上がり、外れた銘柄は下がりそうだ。

 では、前回の2015年8月の入替ではどうだったのか。入れ替え実施から1年間の株価騰落率を比較してみたところ、結果は逆だった。昨年の新規採用の43銘柄中、日経平均株価の成績であるマイナス10.6%を上回ったのはたったの9銘柄、うち株価上昇はわずか5銘柄。対して除外の42銘柄で、日経平均株価を上回ったのはなんと23銘柄、株価が上昇した銘柄も15銘柄となっているのだ。

 つまり、除外された銘柄を買うほうが、儲かる確率はずっと高かった、ということになる。この傾向は、入れ替え1回目の2014年8月の銘柄でも同様だ。

 理由はいくつか考えられる。まず、先回りの売買だ。入れ替えはかなり早くに予想が出るため、新規採用銘柄は3月頃から株価が上がり始める。その後、利益確定の売りが出るものの、入れ替え直後は割高になっている可能性が高い。除外銘柄はその逆だ。

 もう一つは、入れ替えの基準が、予測ではなく過去の実績であることだ。例えば営業利益は過去3年の累積、ROEも過去3年の平均値だ。

 「ROEなどの改善がみられたことは中長期の視点では一定の評価ができますが、あくまで過去の数値ですから新規採用というだけで“買い”とはなりません」(マネックス証券の金山敏之さん)

 また大和証券の橋本純一さんも次のように指摘する。

 「何年も利益を伸ばし続けるのは成長企業でも難しく、高いROEは平均に収束する形で下がっていく傾向があります。それに合わせて株価も低下することがあります」

 もちろんすべてがそうではないが、新規銘柄は入れ替え時が業績や株価の“山”になり、除外銘柄は“谷”からのリバウンドが期待できる。特損などの一時的要因で外れることもあり、比較的短期で株価上昇を見込めるものも多そうだ。銘柄ごとの見極めは不可欠だが、下の表で注目の例を挙げたので、チェックしてみてほしい。

 ■2016年に除外されたなかで注目の5銘柄
 今期増益率
 詳細情報
 アコム(8572)/【最低購入価額】5万円
 317.6%

 【コメント】過払い金返還請求の引当金の計上がなくなり大幅増益へ。
 三井金属(5706)/【最低購入価額】22万円
 88.6%

 【コメント】前期減益と最終赤字の要因の在庫評価損や減損が消える。
 クレディセゾン(8253)/【最低購入価額】18万円
 14.8%

 【コメント】特損もあり2015年3月期にROEが急低下。今期は堅調。
 セガサミーHD(6460)/【最低購入価額】14万円
 13.5%

 【コメント】カジノへの先行投資や構造改革で利益低迷。今期好転へ。

 千代田化工建設(6366)/【最低購入価額】82万円
 12.4%

 【コメント】前期は工事費用増や海外子会社の減損でROEが急低下
 * 株価は9月5日。

 現在発売中のダイヤモンド・ザイ11月号には、こうした指数の入替や東証1部への昇格候補株など「今、株で儲ける20の方法」の大特集が載っている。「株価安定の年4回高配当株」「下方修正のトヨタと撤退続きのソニーは買いチャンス」「東証1部への昇格株への先回り」などの手法が満載だ。また、「10月に新規上場のJR九州株の正しい買い方」も必見。3カ月に一度の「人気株500激辛診断」のほか、優待株投資家は必携の桐谷さん監修の別冊付録「桐谷さんの記録ノートも大公開! 株主優待必勝管理ノート」も付いている。ぜひ、本誌も読んでみてほしい。ダイヤモンド・ザイ11月号は全国の書店にて好評発売中。アマゾン、楽天ブックスなどのネット書店でも送料無料で発売中。

ザイ編集部

最終更新:9/27(火) 7:00

ダイヤモンド・ザイ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ダイヤモンド・ザイ

株式会社ダイヤモンド社

1月号11月21日

定価730円(税込)

2017年こそ日本株で儲ける!狙い目20銘柄
利回り×権利確定月別の優待ランキング!
桐谷さんら優待投資家15人の優待生活密着
特大付録・ふるさと納税駆け込み特産品64

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。