ここから本文です

コレが日銀ETF買いのTOPIX型シフトで上昇しそうな20銘柄だ!? 

会社四季報オンライン 9/27(火) 19:31配信

 日銀が先週の金融政策決定会合で、新たな枠組みを提示。3年半の失敗を教訓に「イールドカーブ・コントロール」「オーバーシュート型コミットメント」という、国民に広く金融政策を理解してもらいたいという意図をみじんも感じさせない表現の新たな枠組みを導入した。

ランキングの11位から20位はこちら

 株式市場に直接的な影響を及ぼす意味で、もう一つの新たな枠組みにフォーカスを当てたい。日銀は今回、「ETFの銘柄別の買入限度にかかる見直しについて」として、年間買い入れ額5.7兆円のうち「3兆円については従来どおり3指数に連動するETFの時価総額におおむね比例するよう買い入れる」としながら、「残りの2.7兆円についてはTOPIXに連動するETFを対象に買い入れる」ことを決めた。

 日銀のETF買いはこれまで、「日経平均型」が軸だった。従来のETF指数別買い入れ比率の概算値は日経平均型が54%、TOPIX型42%、JPX日経400型4%。半分以上を日経平均型にぶち込む買い方に対して批判の矛先が向けられてきた。わずか225銘柄の日経平均型のほうが、約1970銘柄で構成されるTOPIX型よりも配分が多かったため、「日経平均採用銘柄が優遇されている」との問題提起があったのは当然だ。

 「日経平均をTOPIXで割ったNT倍率の上昇につながり、市場にも歪みをもたらす愚策」との指摘もあった。今回はこうした市場の声を聞き入れた格好のため、見方次第では「市場との対話をはたした見直し案」とも解釈できるだろう。

 10月以降のETF指数別買い入れ比率の概算値は日経平均型28%、TOPIX型70%、JPX日経400型2%となる。買い入れ枠は見直さずに、買い付け対象の比率を変更するという話だ。「中央銀行が過剰に株式をペッグして市場原理を毀損している」との批判については完全無視である。

 TOPIX型の買い入れ比率が大きく高まる一方、日経平均型は大きく低下するだけなので、日本株にとっては資金流出要因でもなければ、新たな流入要因でもなくニュートラルだ。

   ただ、株が上がったほうが都合のいい証券会社目線で解釈するなら、(1)年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など多くの年金資金のベンチマークはTOPIXのため、TOPIXが堅調になった際の恩恵は年金運用でもプラスといえる、(2)TOPIXの構成ウエートの高い銘柄にはメガバンクを始めとするバリュー株が多く、バリュー株が堅調になれば地合いが強くなるとの期待が持てる、(3)日銀が大株主になる銘柄が多くなることで生じるガバナンス批判を抑えることになり、海外投資家の見方も改善する――、といったところだろうか。

1/3ページ

最終更新:9/28(水) 17:46

会社四季報オンライン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。