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崖っぷち結婚相談所:感情的な女に、「ルールズ」の実践は難しい?中途半端な試みは、失敗の元

東京カレンダー 9/27(火) 5:20配信

典型的な結婚できない女、杏子、32歳。

慶應大学卒業後、丸の内の某外資系金融でセールス職に就き、年収は2,000万円を優に超える。

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美人だがプライドが高くワガママな彼女は、男運が悪く全くモテない。さらにハイスペックゆえ、男が近寄りたくない女ナンバーワンとまで噂されている。

婚活に危機感を持ち始めた杏子。本腰を入れることを決意し、結婚相談所に登録した。しかし、初のマッチングデートを済ませたものの上手く行かず、婚活アドバイザーの直人から痛烈なダメ出しを受ける。

その後も社内のモテ女を観察するが、さらに凹む杏子。だが、改めて直人のカウンセリングを受けて挑んだ2回目のマッチングは、なんと大成功!今夜は初デートの予定だが...?

―何なのよ、何なのよ......!!!!

杏子は、腸が煮えくり返る思いで、スマホを睨めつけている。

今日は、いよいよ結婚相談所で知り合った正木とのディナーを予定している土曜日だ。しかし、今朝からもう数十回もスマホを確認しているが、正木から詳細の連絡が来ない。

杏子は、昨日の金曜日から、正木からの連絡を心待ちにしていた。普通、土曜日のディナーの予定であれば、前日には詳細の連絡をするのが一般的なマナーではなかろうか。

昨日も仕事そっちのけで一日中スマホを気にかけ、しかも23時を過ぎて我慢の出来なくなった杏子は、自分から一度正木に電話を入れていた。

―昨日も電話に出なかったし、もう当日の昼過ぎなのに...。あり得ないわ!!!

杏子は意を決して、再びスマホの通話ボタンを押す。呼出し音だけが鳴り、留守番電話サービスに切り替わる。

正木は、自分とのデートを目前に何をしているのだろうか。考えたくはないが、今日の予定を忘れてしまったのか。もう一度通話ボタンを押す。やはり応答はない。最後に、もう一度だけ...。

杏子は結局、合計7回の不在着信を正木に残し、スマホをソファに思い切り投げつけた。

限界が、近づいていた。

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最終更新:9/27(火) 5:20

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