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【よくわかる講座:マネジメント・管理職研修】最近のマネジメント・管理職研修の「事例」

日本の人事部 9/28(水) 7:30配信

求められる役割が多様化、複雑化している近年の管理職であるが、大切なのは自社の管理職に対して具体的に何を求め、何を目的とした研修を行うのかを明確にし、プログラムを企画することである。以下、目的を絞り込んだ管理職研修のケースを紹介する。

1)A社:意識づけを中心に置いた「新任管理職研修」

「新任管理職研修」は、新しく管理職に就いた社員を対象に行う研修である。管理職になると、「労働基準法」が適用されなくなり、一般社員から管理職へ(プレーヤーからマネジャーへ)と身分・立場が変更となり、求められる役割・能力が大きく異なってくる。そこで、A社(電機メーカー)では、新しく管理職に就いた社員に対して、就任する際に管理職としての心構え、役割を理解させ、管理職としての基本スキルを学んでもらうことを主目的に「新任管理職研修」を実施している。


● 管理職としての心構え、役割を理解させ、必要な基本スキルを学ぶ

管理職の役割は、部下の力を引き出していくことで組織力を高め、組織として高い成果を出すことにある。このような管理職への意識改革を行うと同時に、A社では「部下を育成することが大きな任務」であることを自覚してもらうことを重要視し、新任管理職研修を実施している。

「どのようにすれば部下が育っていくのか、組織をどのようにマネジメントしていけばいいのかなどについて、新任管理職研修では徹底して伝えていくことを目的として、自らが体感できるプログラムを組んでいきました」(人材開発部担当者)

具体的にA社が実施したプログラムは、以下の通りである。一見して分かるのは、「講義」よりも「グループワーク」「ロールプレイング」「実習」など、身体を動かし、皆で議論していくアプローチを採用したことである。

「新任管理職としての心構えや役割を理解し、管理職としての基本スキルを学ぶには、理論も大切ですが、そのことが “腹落ち”できるかどうかが重要です。単に話を聞くだけではなく、自分で考え、他の人と意見を交わし、フィードバックを受け、また自分なりに考える。そうした能動的なワークをできるだけ多く取り入れました」(人材開発部担当者)



● 研修前後で大きな“腹落ち”感

研修前と後とでは、受講者の“腹落ち”度合いが大きく異なっているようだ。事実、研修終了後のアンケートには、受講者から以下のようなコメントがあった。A社のように、意識づけを中心に置いた「新任管理職研修」では、皆で話し合う機会を持ち、それを受けて自分で考えるための “仕掛け”を用意することが、とても大切である。

【研修終了後の受講者のコメント(一部)】

・行動で示すことは大事ですが、だからと言ってプレイングマネジャーになってはダメ。いかにメンバーに結果を出せるようにしていくか。皆で議論していく中で、そのことを日々考え、メンバーと接していくことが大事だと実感しました。
・自発的に行動できる部下を育成することができなければ、マネジャーとして失格だと思いました。
・一人ひとりのメンバーのやりたいこと、やるべきこと、できることを明確化することが、メンバーのモチベーション向上につながるのだと、納得できました。
・管理職はメンバーがどのような営業活動を行っていけばいいか、理解、納得できるよう日頃からの言動で方向性(規範)を示していかなければならないと強く感じました。

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最終更新:9/28(水) 7:30

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