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【ロードバイク情報】アサノ試乗します! トレック・ドマーネ ALR5 ディスク

CYCLE SPORTS.jp 9/28(水) 15:07配信

アルミらしいカッチリ感と、リアIsoスピードのもたらす快適性が同居

2017年モデルでフルモデルチェンジを果たしたドマーネには、先代モデル同様にアルミフレームのALRシリーズがラインナップされる。アルミフレームでドマーネらしい乗り味をどう実現しているのか、シリーズ最高峰のALR5ディスクに試乗してチェックする。

ニュードマーネALRシリーズは、ドマーネで唯一200シリーズのアルファアルミニウムフレームを採用。Isoスピードはリアのみに搭載され、ピボットの位置が旧モデルと同じ第1世代となる。SLRシリーズにあるIsoスピードのアジャスターも付かない。シートピラーは、SLRやSLシリーズと違い、通常タイプの27.2mm径のシートポストとなる。ALRシリーズの最高峰、ALR5ディスクは、メインコンポーネントにシマノ・105とフラットマウントタイプの油圧式ディスクブレーキという組み合わせ。ホイールはボントレガーオリジナルの12mmスルーアクスル仕様のチューブレスレディモデル。価格は22万9000円(税抜)と、カーボンフレームでほぼ同グレードのS5と比べて2万円安い。

ドマーネと言えば、快適性をウリにするエンデュランスロード。快適性を追求するとなると、振動吸収性に優れるカーボンフレームを採用するのが王道だが、ドマーネALRはシリーズで唯一200シリーズのアルファアルミニウムをフレーム素材として採用している。

ジオメトリーは、カーボンフレームのSLRやSL、Sシリーズと全く同じエンデュランスジオメトリー。カーボンフレームのエントリーグレードSシリーズと同様に第1世代のリアIsoスピードにノーマルタイプのシートポストを組み合わせ、フロントIsoスピードは搭載されない。つまるところ、SシリーズとALRシリーズの大きな違いはフレーム素材の違いだけと言ってよい。

しかし、フレーム素材がアルミになることで、振動吸収性は犠牲になるのではないかという不安がよぎる。Isoスピードを搭載するとしても、ドマーネらしい快適な乗り味は実現できているのだろうか?

結論から言うと、大きな振動の収束はIsoスピードが担ってくれるのでそれほど違いはなく、細かな振動に関しても700×32Cというワイドなタイヤを履いているため、思ったより衝撃を伝えない。ただ、じっくり乗り比べると、アルミフレームらしくややビリビリとした感じが伝わりやすい気がする。とはいえ、これはアルミ製のハンドルバーが搭載されていることも理由のひとつ。高周波の振動吸収性を高めたIsoコアを採用するプロIsoコアハンドルバーに交換したり、クッション性の高いバーテープを巻くことで少なからず改善できるはずだ。

軽量・高剛性な200シリーズアルファアルミニウムのフレームは、カッチリとした乗り味で、ペダリング時に大きなトルクをかけてもどんと受け止めてくれる懐の深さを感じる。走りに関しては、エンデュランスジオメトリーがもたらす安定感が際立つ。スルーアクスル仕様のホイールによって足まわりの剛性感も高く、さらに油圧式ディスクブレーキのコントロール性の高さとも相まって下りやコーナーでの人車一体感を味わいやすいも魅力だ。レース向きの味付けではないし、ヒルクライムでひらひらと軽快に走るタイプのバイクでもないが、走る、曲がる、止まるという基本的な走行性能は高いレベルにある。

ALRシリーズのトップグレードにあたるALR5ディスクは、メインコンポーネントにリア11スピードのシマノ・105を採用しており、ホイールやコンポーネントのアップグレードも視野に入れられる。ロングライドメインに楽しむなら申し分のないバイクだ。特に輪行や通勤ライドなどシビアコンディションで使うことを想定するなら、カーボンフレームより扱いにそれほどデリケートさが求められない分、おすすめだ。

浅野真則

最終更新:9/28(水) 15:07

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