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【月報・青学陸上部】合宿終了。駅伝メンバー入りのチーム内競争が激化

webスポルティーバ 9/28(水) 14:30配信

極私的! 月報・青学陸上部 第9回

 新潟県妙高高原―――。

 午前5時半過ぎ、冷たい雨が降ったり止んだりする中、青トレが終わった。今日は、午前練習で30kmを走る予定になっている。それに備えて朝練は各自ジョグのみの軽いメニューになった。

【写真】青学大のエース、一色恭志

「食事は6時45分からです」

 小関一輝マネージャーが大きな声で選手に通達した。選手はそのまま妙高高原ゴルフ場方面など、それぞれが考える距離とコースを走るためにサッと離散した。

 新潟県妙高高原での3次選抜合宿は9月9日から15日まで行なわれた。メンバーは当初、御嶽の選抜合宿(21名)をベースにチャレンジ組からの昇格を考え、数名の入れ替えを予定していた。しかし、実際は前回の御嶽合宿のメンバーに途中参加した一色恭志を加えた全22名。原晋監督が下した決断は、かなりシビアなものだった。

「中村裕紀らチャレンジ組からの合流も考えたけど、中村本人から『やりたい』という言葉がなかったし、御嶽合宿から練習の流れ(内容)が変わったんでね。ここで敢えてメンバーを入れ替えることはしなかったです」

 原監督の言葉の根底には、チャレンジ組から選抜組に入り込むような成長を見せた選手がいなかったという、ちょっと残念なニュアンスも含まれていた。チャレンジ組から1人でも2人でも選抜組に入ってくると部内競争がより激しくなり、チーム力を一層高められるのだが、逆に2つの合宿組の間には明確なラインが引かれたようだった。

「今回の合宿は、これまでの距離を走ることに加え、トラックを入れてスピードを高めていきます。駅伝に向けて実践的な走りができるように調整しつつ、出雲まで近いのでその選考の要素ももちろんあります」

 この妙高高原合宿からまず出雲駅伝のメンバーが選考され、今季の駅伝の主力になっていくのだ。

 午前10時、選手たちが宿舎を出て軽くアップをはじめた。

 スタートは午前10時45分。気温22℃、湿度は76%。雨上がりなので湿度が高いが蒸し暑さはない。

「涼しくて走りやすいですね」。伊藤雅一マネージャーが笑顔で言う。

 伊藤マネージャーは給水と警備のために自転車に乗り、これから選手とともに30kmを走るのだ。

 コースは杉野沢から黒姫高原を目指し、黒姫陸上競技場を越え、7.5kmで折り返すコースを2周する。最初の1.2km付近にはトンネルに入る登りがあるのだが、これは2周目の時にかなりキツくなりそうだ。

「タイム的には1時間45、46分目安に、そんなに早くガンガンいく感じではないので余裕をもって走りましょう」

 原監督が輪になった選手たちに伝えた。

 22名が一斉にスタートした。その後を原監督と吉見健太郎トレーナーが乗った車と伊藤マネージャーの自転車がついていく。

 スタート時は小雨が降っており、選手全員が帽子を着用していた。4kmを越えると雨が上がり、選手が帽子を脱いで道路に捨てていく。それを伊藤マネージャーが素早く回収し、選手を追い掛けていく。

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最終更新:9/28(水) 14:30

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