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オダギリジョー&山下敦弘監督が選ぶ『自分の人生に影響を与えた映画』3本

ローリングストーン日本版 9/28(水) 17:00配信

映画『オーバー・フェンス』でダッグを組んだ、オダギリジョーと山下敦弘監督が選ぶ『自分の人生に影響を与えた映画』とは?

【写真あり】オダギリジョー&山下敦弘監督が選ぶ『自分の人生に影響を与えた映画』3本

オダギリジョーと山下敦弘監督がタッグを組んだ映画『オーバー・フェンス』。本作は、結婚生活の破綻により、故郷の函館に戻って職業訓練校に通う孤独な男・白岩(オダギリジョー)と、鳥の求愛ダンスを踊る風変わりなホステス・聡(蒼井 優)を中心とする物語ではあるが、単純なラブストーリーではなく、白岩と同じ学校に通う男たちの群像劇の要素のほか、空から白い羽が舞い降りるといったかなりファンタジー的な要素も含まれている。"映画で出鱈目をやってみたかった"という山下監督に対して、"今の山下さんだから撮れた作品"と語るオダギリ。ふたりはどんな映画に影響を受けてきたのだろうか?

オダギリジョーが選ぶ『自分の人生に影響を与えた映画』3本

『バンデットQ』(1981年)

テリー・ギリアム監督の『Time Bandits』(邦題『バンデットQ』)は小学生の頃にテレビで観たんです。大好きだったんですが、巨大な顔が狭い廊下を追いかけてくるシーンが強烈に残って。熱が出ると、怖い夢を見たりしませんか? そういう時って、だいたいあの巨大な顔の夢を見て、汗をビッショリかいて起きてました(笑)。それほど強烈な印象が残っているのに監督の名前すら気にしない状態が長く続いていたんですが、確か『12モンキーズ』の頃、改めてギリアム監督の作品を見直していったら、"『Time Bandits』ってギリアムだったんじゃん!"と。トラウマを含めて、あの作品からはかなり影響を受けています。

ジャームッシュ監督にも本当に影響を受けています

『ダウン・バイ・ロー』(1986年)

ジム・ジャームッシュ監督にも本当に影響を受けていますね。『ダウン・バイ・ロー』はアメリカでいろいろと映画を観ていた時期に出会いました。それまでは、白黒映画に対してあまりきちんとした意識を持ってなかったんです。古い映画が白黒なのはわかるけど、どうして現代にわざわざ白黒で撮る意味があるんだろうと。それが『ダウン・バイ・ロー』を観た時に、やっと良さがわかったというか。白と黒でしか出せない深み、色を削いでいった広がり、白黒だからこそ生まれる世界観や雰囲気というものが初めて理解できたんです。"そうか、白黒ってこういうことなんだ"と感じることができた作品でした。あとロードムービーというのは、場所が変わりいろんな状況が重なって展開していく面白味ですが、どんな会話で人間関係が紡がれていくかもひとつの楽しみですよね。そういった"会話の構築の仕方"がすごく参考になった作品でもあります。

『フォービデン・ゾーン』(1980年)

山下監督の言う"出鱈目"をキーワードに1本挙げるとするなら『フォービデン・ゾーン』。本当に出鱈目な映画なんですが、何かあるたびに大きなスクリーンで観たくなってしまうので、この作品を壁一面に写して観るためだけにプロジェクターを買ってしまったほどです(笑)。世の中にはさまざまジャンルの映画がありますけど、本当にトンチンカンなものも存在するということがわかる作品です。でも愛さずにはいられないんですよ(笑)。

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最終更新:9/28(水) 17:00

ローリングストーン日本版

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