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買いシグナル点灯! ゴールデンクロス達成5銘柄を総ざらい

会社四季報オンライン 9/28(水) 15:06配信

 日米の金融政策を決めるビッグイベントを通過した株式市場。日経平均株価の週足チャートを見ると、23日終値ベースで2年2カ月ぶりにゴールデンクロス(GC)が示現した。

 前回のゴールデンクロスは2014年7月。そこを起点に日経平均は15年6月高値2万0952円までほぼ1年にわたり上昇を続けた。これを含めて日経平均はリーマンショック以降、計6回GCを形成しているが、いずれも数週間から数カ月にわたって上昇トレンド入りしている。今回は大相場こそ望み薄だが年末にかけて株価が上がる可能性を示唆する“明るい兆し”と言えそうだ。

■ ゴールデンクロスをおさらい

 ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線(週足では13週線)が中期の移動平均線(同26週線)を下から上に抜けることで、移動平均線分析における買いシグナルの一つだ。

 しかし、ゴールデンクロスが現れた際の短期線と中期線の方向によって、シグナル通りに上昇する場合や、逆に「ダマシ」となって下落する場合があるので要注意だ。ゴールデンクロスは4パターンに分けることができるが、今回の日経平均は「短期線は上向き、中期線は横ばい」の信頼度がやや高いパターンだ。最近のセオリー通り今回も上昇トレンドとなるか注目したい。

 なお、ゴールデンクロスの4パターンについては「ゴールデンクロスの信頼度」に詳しいので、こちらをご覧いただきたい。

 さて、日経平均が久しぶりに示現したゴールデンクロス。個別銘柄で探してみると27日終値ベースで5銘柄、該当があった。

 該当の5銘柄をシグナルが信頼できるかどうかを、短期・中期の移動平均の向きを使ってチェックすると、5銘柄ともテクニカルのシグナルでは信頼度が高いパターンだった。

 「短期線・中期線とも上向き(=信頼度◎)」はTHEグローバル社 <3271> 、大伸化学 <4629> 、キングジム <7962> の3銘柄、「短期線は上向き、中期線は横ばい(=信頼度○)」はホンダ <7267> 、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> の2銘柄が該当した。

 ただ、JQ上場のシンナー専業メーカー・大伸化学は1日の売買高が少ないのが気になる。大きな金額での投資は難しそうだ。

 事務ファイル首位のキングジムは2月安値690円を底にリバウンド。850円付近に強力な上値のフシがある一方、2月安値を起点に下値切り上げ型の三角保ち合いを形成中で、そろそろ煮詰まり感が出てくるころ。840~860円での出来高が多く、ここを抜けることができれば、900円台回復を目指す展開になりそうだ。

 21日、日銀は金融政策決定会合で、マイナス金利の深掘りを見送り、長期金利と短期金利差のイールドカーブを新たなターゲットとした。三菱UFJFGを含む銀行株はこれを好感して21日は上昇したが、その後は今回の日銀の決定が緩和なのか引き締めかを判断しあぐね、業種全体で弱い展開となっている。このまま13週線に沿って上昇できるかどうかが600円台回復の試金石になりそうだ。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

会社四季報オンライン編集部

最終更新:9/29(木) 17:46

会社四季報オンライン