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【王将社長射殺事件 黒幕と疑われた男の告白(上)】兄は部落解放同盟のドン、美空ひばり最後の後見人

デイリー新潮 9/28(水) 16:00配信

「餃子の王将社長射殺事件」は発生から3年近くが経つものの、未だ犯人逮捕には至っていない。しかし、疑いの目を向けられた男がいる。部落解放同盟のドンを兄に持ち、なおかつ、美空ひばりの最後の後見人……。その男、上杉昌也氏(72)による独占告白である。

 ***

「2014年の4月初め、京都府警捜査1課の刑事2人が、福岡にある私の会社を訪ねてきました。

 そのうちの警部補を名乗った刑事は開口一番、

『九州のヤクザが動いとる。九州と言ったら、あんたしかおらん』

『上杉さん、王将の犯人はあんたしかおらんのや』

 と迫ってきた。

『なぜ、そんな決めつけ方をするんですか』

 と反発しても、

『あんた、同和の人ですやん。同和即反社ですよ』

 私は、

『刑事さん、その発言は問題になりますよ』

 そう言い返しました。

 それでも、警部補は、

『いや、怒らんといて下さいよ。同和の人は同和の人としか結婚できないんでしょう?』

 と、挑発する言葉を繰り返した。

 頭から私を真犯人だと決めつけていました。

 私への事情聴取を終えたら、刑事2人はその足で、私の会社の取引先や従業員にも話を聞きに行った。そして、“王将を食い物にした男”などと書かれた記事を見せ、『上杉はヤクザだから』と触れ回りました。そのうえ、今年1月には、私の京都にある会社が殺人容疑で家宅捜索もされた。

 なぜ、私が“人殺し”の汚名を着せられねばならないのか」

■170億円が未回収という「報告書」

 現在、不動産業やゴルフ場経営などを手掛ける上杉昌也氏は、部落解放同盟のドン、故・上杉佐一郎中央執行委員長の異母弟。芸能界にも顔が広く、資金トラブルに見舞われた美空ひばりの最後の後見人でもあった。没後は、遺産相続の一切を取り仕切ったとされる。

 その人物が、突然、「餃子の王将」の大東(おおひがし)隆行社長射殺事件で、スポットライトを浴びることになった。犯行現場近くで発見されたタバコの吸い殻から、九州に本拠を置く暴力団の幹部の関与が浮上。それに伴い、「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」(京都市)が第三者委員会による「調査報告書」を公表した。その内容は、約260億円の資金がA氏に流出し、約170億円が未回収であるというもの。A氏こと上杉氏が事件の黒幕として疑われたのだ。

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最終更新:9/28(水) 16:28

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