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「疲れた」「誰もが熱狂的すぎる」 アルゼンチンの“悪童”テベスが現役引退を示唆

Football ZONE web 9/29(木) 6:50配信

母国のボカ・ジュニアーズに復帰するも、生活環境の大変さに本音を漏らす

 アルゼンチン代表の点取り屋で“悪童”とも呼ばれたFWカルロス・テベスが、今年限りでの引退を示唆している。ユベントス専門のイタリアメディア「tuttojuve.eu」がテベスのコメントを報じ、その大きな理由がアルゼンチンの生活環境にあると語っている。

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 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」と提携している同メディアは、昨年夏までユベントスのエースとして活躍し、母国アルゼンチンのボカ・ジュニアーズへ復帰した男のコメントを報じた。

「引退? 一つの選択肢だ。それについて家族と話すつもりだ。まず一つは、疲れたと感じることだ。その可能性はあるし、知っての通り僕は思ったことを率直に発言してきたが、今回も僕が思っていることをそのまま言葉にする」

 テベスは、今から本音を語ると宣言したうえで引退を考慮している理由を語り始めた。それは、熱狂の国アルゼンチンで選手生活を続けていく大変さがあるということだった。

「ヨーロッパにいた時は、試合が終われば普通の生活ができる。だが、ここでは全てが試合の結果によるんだ。なぜなら、誰もが熱狂的すぎるから。僕は娘を歯医者や病院に連れていくことすらできない。実際に起こった事として、試合に負けた翌日、僕と家族は家から一歩も外に出られなかった」

「僕を見る必要はない」と半ば代表引退宣言

 ボカ・ジュニアーズでキャリアをスタートしたテベスは、キャリアの晩年に差し掛かるなか愛する古巣に戻る決断をした。しかし、かつて母国でプレーしていた時は10代後半の若者だったテベスも、ヨーロッパでキャリアを積み重ね、家族もできた。様々な経験を積んだ後に戻った母国の環境は、どこか異常に映っているのだろう。

 アルゼンチン代表についても、「僕よりも(マウロ・)イカルディを呼んだ方が良い。彼はインテルで良いプレーをして、ゴールを決め続けている。僕を見る必要はないよ」と、日本代表DF長友佑都が所属するインテルのエースを指名し、半ば代表引退宣言のような言葉も残した。

 イングランドとイタリアで点取り屋として活躍したテベスは、その理由はともかく、計画通りにデビューした思い出の古巣でキャリアを終えるのだろうか。熱狂の国アルゼンチンで家庭を持つスター選手がプレーしていくことは、それだけ難しいことなのかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/29(木) 6:50

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