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凱旋門賞でおいしい馬券を獲りたい! ヒントは海外オッズにあり

webスポルティーバ 9/29(木) 11:23配信

海外馬券発売開始! 2016凱旋門賞 (3)

 凱旋門賞発走と同時に、日本における海外馬券の発売も近づいてきた。しかし、日本で発売されるのは、日本のマーケットを対象にした日本独自のオッズ。昨日の平出貴昭氏の稿でも触れられたように、前哨戦を快勝した今年の日本ダービー馬マカヒキ(牡3歳)が人気の中心となるのは必至だ。では、実際のところの人気はどうなのだろうか。そこで参考になるのが、おもに英国などに拠点を持つ公認賭事業者であるブックメーカーの単勝オッズだろう。

【写真】前哨戦ニエル賞に勝って、凱旋門賞に挑むマカヒキとルメール騎手

 ブックメーカーのオッズは、普段日本で発売されているような、馬券に投じられた総額に対して一定の割合を発売者が差し引いた後に的中者に分配される、いわゆるパリミチュエル方式と異なり、ブックメーカーがそれぞれに設定した倍率が適用される。また、パリミチュエル方式が投票数に応じてリアルタイムにオッズが変動するのに対して、ブックメーカーは購入時点のオッズが払い戻しで適用される。たとえば日本の競馬なら、単勝20倍の穴馬だと思って買った馬が、レースを勝ったはいいものの、フタを開けてみれば、払い戻しの確定オッズは7倍程度だったというケースが多々ある。これに対してブックメーカーの場合は20倍で買ったものは、その後どんなに人気になったとしても、的中すれば20倍で払い戻される、というものだ。

 それだけに、各ブックメーカーは所属するアナリストが市場の動向と、各馬の動向を見極めてオッズを設定している。ある意味、本番に近づくにつれてのオッズの動きこそが、重要なヒントとなりえると考えられる。

 もうひとつヒントとなるのが、ベッティングエクスチェンジの取引オッズである。ベッティングエクスチェンジとは、パリミチュエル方式ともブックメーカー方式とも異なる、プレーヤー同士が賭事業者の仲介のもとでオッズに基づいて取引を行なうもので、株取引や為替取引に似たものになる。たとえば、A氏がマカヒキの勝利に5倍のオッズで購入する意思を見せ、B氏はマカヒキが負けると思って、このオッズを引き受けると賭けが成立。マカヒキが勝てばB氏は配当を支払わねばならないが、負ければ掛け金を手に入れることができる。まさに市場取引で、これはブックメーカーよりも馬券ファンの心情を反映させたものといえる。

 凱旋門賞ウィークに入り、9月27日の第1回登録取り消し日、翌日28日の第2回登録取り消し日を迎えると、流動的だった出走予定馬もいよいよ固まってきた(凱旋門賞は5月に行なった登録について、レース当該週に4段階の登録取り消しの機会があり、レース当日に近づくにつれて、取消料が段階的に増える(第1回登録取り消しの取消料は1200ユーロ、第2回は5000ユーロ)。

 特に影響を与えたのが、有力馬の一頭であった無敗の同厩馬ラクレソニエール(牝3歳)が回避したことで、不出走から一転して出走に含みを持たせたアルマンゾル(牡3歳)と、ハーザンド(牡3歳)の動きだ。中でもアルマンゾルは一時出走に前向きとの報道が出た時点で、それまで回避と見込んでオッズの対象としていなかった欧州ブックメーカー各社も大きく反応して、一旦は2~3番人気のオッズをつけた。結局、28日に発表された第2回取り消し締め切り後の登録馬一覧で名前が消えていたことから正式に回避決定なり、再びブックメーカーのオッズから名前が消えたが、この一連の流れで有力馬に対するオッズの動きを、主要5社+ベッティングエクスチェンジの平均取引オッズで比較した。

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最終更新:9/29(木) 11:44

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