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攻めるトヨタデザイン──新型コンパクトSUV「トヨタ C-HR」がデビュー

GQ JAPAN 9/29(木) 19:01配信

トヨタは9月28日、新型コンパクトSUV「トヨタ C-HR」を発表した。11月初旬からWebで予約受付を開始し、年末に発売を予定している。

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2014年のパリ・サロンで、まずはコンセプトカー「トヨタ C-HR コンセプト」として初出展されたとき。あるいは翌2015年開催のフランクフルト国際モーターショー、そして東京モーターショーに出展された際において、おそらく多くのファンが思っていたに違いない。これはあくまでデザインスタディであり、今後トヨタから発表される市販車のデザイン要素を一台のクルマにまとめて提示したものだろうと。

ところが近年、シエンタやプリウスなど、奇抜とも受け取られるデザインで攻め続けるトヨタは、我々の予測の一歩先を行っていたようだ。彼らは「C-HRコンセプト」の個性極まるデザインランゲージを、ほぼそれに近い姿で体現した市販モデルを誕生させてきたのだ。

「C-HR コンセプト」から「コンセプト」が外され、単に「C-HR」となった市販モデルは、コンセプトカー時代の3ドアから5ドアになるなどの“現実化”が図られてはいるものの、依然としてアグレッシヴなデザインを与えられている。

そのエクステリアデザインを導き出したコンセプトは「センシュアル スピード-クロス」。キャビンとドアサイドを一体化させ、ボディ下部を強く削ぎ落とすことで明快に際立たせた彫刻的なダイヤモンド形状と、豊かに張り出した前後ホイールフレアにより、大胆でセクシーなサイドビューを表現。一方リアのドアハンドルは、ボディに一体化したヒドゥンタイプとすることで、あたかも2ドアクーペのような印象をもたらしている。

他方のインテリアも「センシュアル-テック」なるデザインコンセプトを掲げる。こちらはモダンで落ち着いた操作空間に仕上げ、先進感を演出する。

そして走りのコンセプトは、「我が意の走り」だ。

トヨタが誇る最新のシャシーアーキテクチャー「TNGA」への取り組みをさらに進化させることにより、低重心パッケージや高いボディ剛性を実現。優れた操縦安定性と快適な乗り心地を達成した。さらに、ヨーロッパをはじめとする世界の様々な道や国内外のサーキットで走行テストを重ねるなど、走りを徹底的に鍛え上げているという。

フロントに新開発のマクファーソンストラット、リヤにはダブルウィッシュボーンのサスペンションを採用。また、大径スタビライザーの使用やアブソーバー減衰力特性の最適化などが図られ、優れた乗り心地や操縦安定性を実現している。またアクティヴとパッシブの双方から安全性を追究するべく、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備とした。

日本市場におけるグレード体系は、1.8リッターのハイブリッドシステムを搭載した「G」および「S」。そして1.2リッターのターボエンジンを搭載した「G-T」と「S-T」からなる計4グレードが設定される。

日産 ジュークが開拓し、その後国産車だけでもホンダ ヴェゼルやマツダ CX-3など、個性的なモデルが続々と誕生したコンパクトSUVカテゴリー。その激戦区にあって、ライバルたちにも負けないアグレッシヴなスタイリングとともに満を持して正式リリースされたトヨタ C-HRは、このクラスにおいても覇権を奪うのだろうか?

文・武田公実

最終更新:9/29(木) 19:06

GQ JAPAN

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