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「できる人」が出世するのは課長手前まで、上位ポストの昇進基準はどう違う?

NIKKEI STYLE 9/29(木) 16:40配信

組織における人事評価と昇進のルール

 どんな条件を満たせば、課長から出世しやすくなるのだろう。

 最初に説明したように、出世の基本ルールはランクオーダートーナメントだ。となれば、まずは各ランクで出世候補者として名を連ねていて(同じランクにいて)、その中で競争順位を上げることが基本的な行動になる。

 昔の日本企業なら、それは年功であり、かつバツがついていないことだった。ただしそれらは最低条件であって、候補になるための必須条件だった。年功基準やバツがついていないことを基準にしている企業はまだ多い。これからもそういう企業は一定割合は残るだろう。

 しかしそうでない企業も増えてきている。こればかりは、あなたがいる会社の状況を踏まえて考えなくてはならない。

 一方、昇進候補者の中から実際に選ばれる人の基準やプロセスは、表向き、公表されていないことが多い。だからこっそりばらしてしまおう。

◆人事評価と昇進には、どんな相関性があるのか

 その前に、評価と昇進との関係を説明しておこう。

 ここで言う評価とは、もちろん人事評価のことだ。年に1回か2回程度実施されるもので、人事評価の結果に基づきさまざまな人事としての処遇が決定する。

 典型的には昇給額が決まる。あるいは賞与額を決める場合もある。

 人事評価のための方法としてはさまざまなものがあるが、現在の標準的な会社では、目標管理制度による成果評価と、役職や等級に応じて基準を定める能力評価(会社によっては行動評価やコンピテンシー評価という場合もある)の2種類の方法のどちらかを採用することが多い。

 昇給額や賞与額が人事評価によって決定する会社は多いが、実は、評価以外にも昇給額を決める要素がある。今は減ってはいるが、年齢がその基準の一つだ。年齢給という要素を持つ会社であれば、年を一つとるだけで、給与が数百円から数千円増える。年齢による昇給額は小さいことが多いが、評価の是非にかかわらず増える要素として導入している企業がある。

 それ以外には、家族が増えることで支給される家族手当も、実質的には昇給だ。年齢と同様に、評価によらず決定する給与としては、皆勤手当などもあるが、これらの手当類を廃止する企業も多いので、今もらっている人はそれが常識だと思わないほうが安全だ。

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最終更新:9/29(木) 16:40

NIKKEI STYLE

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