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田中将大は防御率2位。初の個人タイトルを狙う「ノリノリ男」たち

webスポルティーバ 9/29(木) 14:30配信

 両リーグで地区優勝が続々と決まりつつある9月下旬、今シーズンの個人タイトル争いもますます過熱してきました。日本人ファンとして最後まで目が離せないのは、ア・リーグの防御率タイトルの行方でしょう。現在、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が防御率3.07でア・リーグ2位の座に立っています。はたして、田中投手はメジャーで初の個人タイトルを手にすることができるでしょうか。

【写真】メジャーリーグ屈指の制球力がアメリカで話題の田中将大

 今シーズンは田中投手以外にも、初の個人タイトルを狙えそうな選手が数名います。まずは、ナ・リーグの首位打者を激しく競っているコロラド・ロッキーズのDJ・ルメイヒューと、ワシントン・ナショナルズのダニエル・マーフィーのふたりを紹介しましょう。

 ルメイヒューは2009年にドラフト2巡目・全体79位でシカゴ・カブスに指名され、入団当初から注目された若手有望株でした。マイナーで順調に結果を残し、2011年にメジャーデビュー。その年のオフにロッキーズにトレードされ、2012年からセカンドのレギュラーに定着しました。2014年にはゴールドグラブ賞を受賞し、2015年は初の3割も達成。成長著しい右打ちの28歳です。

 そして2016年、ルメイヒューはさらなる進化を遂げました。打率・本塁打・打点・得点・安打などで自己ベストを更新しており、特に打率.350は現在ナ・リーグ1位。体力的に厳しい夏場も調子を落とすことなく、8月には打率.439をマークしてメジャートップの月間打率を叩き出しました。

 ハイペースでヒットを量産できている要因は、今シーズンになって選球眼が飛躍的に向上した点が挙げられます。外角のボール球に手を出すクセが改善され、フォアボール率も急上昇。2012年の4.4%に対して今年は10%以上と、打数全体の1割以上でフォアボールを選ぶようになりました。

 また、左右にライナーを打ち分ける広角打法の習得も、打率が大幅にアップした一因でしょう。外野の広い本拠地クアーズ・フィールドとの相性はピッタリで、ホームでは打率.394を残しています。

 ロッキーズは1993年のチーム創設以来、23年間で述べ9人もの首位打者が輩出しています。今シーズン、チーム10人目の首位打者としてルメイヒューが初の個人タイトルを奪取できるか注目です。

 ただ、それに待ったをかける選手が31歳のベテラン、左打ちのマーフィーです。2006年にニューヨーック・メッツからドラフト13巡目・全体394位というかなりの下位指名で入団しており、まさにルメイヒューとは対照的な選手です。しかも、これまで規定打席に達した成績では、2014年の打率.289が過去最高。昨シーズンの終盤までは、ほとんど目立たない選手でした。

 しかし、昨シーズンのポストシーズンでマーフィーは突如覚醒したのです。プレーオフで7本ものホームランを放ち、特にリーグチャンピオンシップシリーズでは4試合で打率.529・4本塁打・6打点をマーク。シリーズMVPに輝き、メッツのワールドシリーズ進出に大きく貢献しました。

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最終更新:9/30(金) 20:53

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