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破裂事故に要注意!住宅用消火器の使用期限チェックしてる?

@DIME 9/29(木) 17:31配信

一般社団法人日本消火器工業会と、円滑で効率的な廃消火器の回収・リサイクルを進める消火器リサイクル推進センターは、消火器の設置が義務付けられていない一般家庭での消火器の利用状況に関するアンケート調査を行なった。このような任意設置の一般家庭における保有数や、製造後の経過年数についての全国的な調査は初めての試みであり、その結果からはさまざまな実態が浮き彫りになった。

■住宅用消火器の使用期限は、概ね5年

国内で設置されている消火器の大半は、法令で設置が義務付けられているもので、事業所や店舗、工場などの他、マンションなどの集合住宅には法令設置されている。これらは半年に一度の点検も義務付けられているので、消火器の老朽化による不具合などの心配もまずない。しかし、一戸建て・長屋建ての一般住宅には消火器の設置義務はなく、任意であることは意外と知られていない。なので、消火器を保有している家庭でも、自主的に点検しなければ使用期限が過ぎた消火器を持ち続けてしまうことになる。

メーカーによって異なるが、消火器の使用期限は業務用で10年、住宅用で5年のものが多く、今回の調査でも、使用期限が過ぎた不用な消火器を持っている家庭が多いことが明らかになった。消防庁に報告された腐食が進んだ消火器を操作したこと等による破裂事故だけでも過去5年(平成23~27年度)で10件を数え、大きなけがや死亡につながるケースもあるため、古い消火器の点検・回収を各家庭で是非、行なってほしい。

Q. ご自宅に消火器を何本お持ちですか(使えない不用な消火器も含む)

保有本数は2000戸で合計2700本。1戸あたり平均消火器保有本数は1.35本である。保有本数1本が約77%、1~2本で約93%、1~3本で約98%を占める。少数ながら4本以上を備える家庭も。

Q. お持ちの消火器の製造年を教えてください

合計2700本のうち、製造後約5年以内(2012年製以降)のものが50.5%、約10年以内(2007年製以降)が74%を占めた。古いものは、製造後10年超(2006年以前製)が約26%、20年超(1996年以前製)が約8%、30年超(1986年以前製)が約3%あった。

Q. ご自宅にある消火器のうち、未使用だが古くなって使えないなど、もういらない消火器(ここでは「不用消火器」といいます)は何本くらいありますか

不用消火器の本数は2000戸で合計563本。1戸あたり平均0.28本。不用消火器のある住宅は2000戸中476戸で約24%。多くは1~2本のみ。

Q. ご自宅に不用消火器がある場合、その不用消火器を廃棄していないのはなぜですか。当てはまるものをすべてお選びください

「どのように廃棄すればよいかわからないから」との回答が約58%と最多。それ以外では、「特にじゃまになっていない」、「まだ使えるかもしれないのでもったいない」といった退蔵期間の長期化につながりやすい理由が多く挙げられている。

■消火器の有用性とリサイクルについて

消火器は移動性の高さ、水道やコンセントの有無、停電の影響などを受けずに使用できるため、万一の住居での失火の際、初期消火にきわめて有効。東京消防庁管内の消火器を使用した初期消火の成功率は75.3%(平成27年中)という高い数値のデータもある。しかし、長期間放置され劣化した消火器は作動に支障をきたすだけでなく、場合によっては破損や破裂するケースもある。消火器工業会では各消火器メーカーとともに家庭での消火器の設置と定期的な点検の実施を呼び掛けている。

また、使用期限が過ぎたり、異常や破損が見つかった消火器を廃棄する際に、方法や窓口がわからない人が多いことも今回のアンケート調査で明らかになった。消火器リサイクル推進センターでは、消火器工業会ならびに各消火器メーカーと協力して、日本各地に5000か所以上の消火器を回収する特定窓口を設置しており、ホームページや電話による回収窓口の紹介を行なっている。ここで回収された廃棄消火器は、90%を超える高い再資源化率となっているという。

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:9/29(木) 17:31

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