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次世代「iPhone」にも搭載予定!? SIM2枚挿しスマホが注目されるこれだけの理由

HARBOR BUSINESS Online 9/29(木) 9:10配信

 月2000円程度でスマホをもてる「格安SIM」。キャリアから格安SIMに移行した人や移行を検討している人も多いはずだ。しかし、大抵の格安SIMは通話料が20円/30秒と非常に高額。月2時間ほど電話をするなら、通話し放題のキャリアの方が安上がりになってしまう計算だ。

⇒【資料】ドコモ×格安スマホフリーテルの料金例

 一応、格安SIMもアプリからの発信で通話料を半額にしたり、短時間ならかけ放題といったオプションを提供しているが少し煩わしい。また、キャリアで通話用ガラケー、格安SIMでデータ通信用スマホをそれぞれ契約し、2台持ちをしている人もいるが、これも煩わしいことに違いはない。ところが、そんな煩わしさを解消してくれるスマホが今夏から登場し始めたのだ。

◆SIMカードを2枚挿しできる「DSDS」スマホ登場

 これまでのスマホはSIMスロットが1つしかなく、SIMカードを1枚しか装着できないというのが当たり前だった。

 ところが、今夏から発売されているスマホには、SIMスロットを2つ備え、同時に2枚のSIMカードを利用できるものがあるのだ。このように2枚同時に利用できる機能を「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」といい、日本で発売されているスマホでは「Moto G4 Plus」と「Blade V7Max」が対応している。

 これら2機種は3万円台のミドルレンジモデル。性能的にはハイエンドモデルには及ばないものの、最新のAndroid 6.0を搭載し、動作ももたつくことなく快適に利用できる。

◆DSDSのメリットとデメリットを知る

 DSDSスマホはSIMカードを2枚同時に利用できるため、キャリアと格安SIMの併用が可能。つまり、電話用には通話し放題のキャリアSIM、データ通信用には格安SIMというように使い分けができるのだ。ドコモの場合、カケホーダイのみの契約なら2700円。

 これにフリーテルのような従量課金制SIMを組み合わせれば、月3000円程度から通話し放題で、通信料も安い最強のSIM構成になる。もちろん、電話をまったくしない人は格安SIMのみを契約した方が安上がりだが、電話もデータ通信もたくさん使う人ならDSDSスマホで上記のような契約をするのがベストだ。

 ただし、DSDSにも弱点がある。それは通話中にもう一方のSIMが無効化されてしまう点だ。たとえば、上記のようなSIM構成の場合、通話をしている間はデータ通信が無効になってしまう。したがって、通話をしながらブラウザーで情報を調べることはできないのだ。これだけはDSDSのデメリットとして覚悟しておこう。

 なお、通話中ももう一方のSIMを無効化せず、データ通信できる機能を「DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)」というが、これに対応するスマホは現状では存在しない。

◆今後発売されるスマホでは「ZenFone 3」が期待大

 上述したようにDSDSスマホは「Moto G4 Plus」と「Blade V7Max」の2機種しか選択肢がない。しかし、海外ではすでに多くのDSDSスマホが販売されている。

 その中でも日本で発売が予想されるのはASUSの「ZenFone 3」だ。海外版ではあるが、ZenFone 3はSnapdragon 625、3GBメモリ、1600万画素カメラ、指紋認証などハイスペックで、およそ3万円というコスパの良さ。日本での発売が正式に発表されればiPhoneと並ぶ人気スマホになる可能性は大きい。

 ちなみにZenFone 3はmicroSIMとnanoSIMスロットを1つずつ備えている。このようにDSDSスマホは異なるサイズのSIMカードが必要になることもあるため、購入時は要チェックだ。

 弱点はあるもののDSDSのメリットは絶大。DSDS対応はスマホの大きな魅力となるため、今後も対応端末はどんどん増えていくだろう。ちなみにAppleもDSDSに関連する特許を取得したと海外で報じられている。Felicaに続いてDSDSまで対応すれば、iPhoneの人気は揺るぎないものになってしまいそうだ。

【参考】

「Patently Apple」

<取材・文/中谷 仁>

【中谷 仁】

パソコンやスマートフォン、タブレットなどデジタル系雑誌・ムック本などを制作する編集プロダクション「株式会社ノーリ」の代表取締役。自ら編集・執筆をしており、年に数十冊の本の制作に携わっている。「Windows100%」や「iP!」、「Mr.PC」、「家電批評」、「ラジオライフ」など雑誌を中心に活躍中

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:9/29(木) 9:34

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。