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豊洲移転遅れでかかる維持費「1日700万円」のナゼ

デイリー新潮 9/29(木) 5:59配信

 豊洲への移転が遅れると、1日700万円の経費がかかる――。移転延期表明以来、さんざん報じられてきたこの数字について、

「精査もせずに大くくりで出したことで、どのような影響があるのか不満に思っている」

 と、9月12日に苦言を呈した小池知事。一方、東京都の担当者は、

「小池知事のほうから、実際にはいくらかかるのかという指摘を受けておりますので、現在、調べているところです」

 としながら、次のような言い訳を述べる。

「そもそも、1日700万円というこの数字は、都知事選の最中に内部検討用として、都が試算していた数字に過ぎません。都として公表したものではないのです……」

 都は700万円の内訳を明かしていないが、光熱費や警備費、地下水の水質を監視するシステムの維持管理費などだとされている。その中で、都の入札結果により、1日の経費の試算が可能なのが警備費だ。

「豊洲の警備委託業務は、都内の警備会社が約5億3500万円で落札しており、業務履行は6月10日から来年3月31日まで。単純に落札額を履行日数で割ると、1日約182万円という計算になります」

 とは、都政担当記者。

「ただし、市場開場の5日前までは、仕事は防災センター業務と巡回のみ。それ以降は、詰め所、検問、入場車両登録証発行、交通誘導、動線・見学者整理、船舶監視・桟橋管理などの業務内容が追加される。つまり、移転が延期されればされるだけ、業務内容に見合わない代金が警備会社に支払われる期間が長引くということです」

 無論、支払われるのは我々の税金である。

「特集 地下に溜まった怪しい強アルカリ水! ピラミッドより謎多き豊洲の巨大建造物! 意味不明が多すぎる『豊洲のパンドラ』20の疑問」より

「週刊新潮」2016年9月29日号 掲載

新潮社

最終更新:10/4(火) 11:33

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