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投資詐欺に引っ掛かったGACKT、逮捕者とは“誕生会に招待”の間柄

デイリー新潮 9/29(木) 12:10配信

 何でも知ってるGACKTくん(43)、このごろすこしへんよ、どうしたのかナ?  自宅が国税局の査察を受けたり、投資詐欺に引っ掛かったりと最近、彼の周囲は何だか「少し変」なのである。しかも、詐欺事件に絡む逮捕者との“関係”まで取り沙汰されているのだ。

 正月の人気番組「芸能人格付けチェック」(テレビ朝日系)で、あらゆるものの「違い」を見極めてきた「一流芸能人」のGACKTが、113億円を集金した投資詐欺に引っ掛かっていたことは本誌(「週刊新潮」)9月22日号で報じた通りである。

 何でも見抜けると思われてきた彼も、投資の成否だけは見極められなかったというわけだが、彼には他にも苦手なことがあるようで――。

「GACKTは今回の投資詐欺事件で逮捕された5人のうちのひとりのことを、『ワクちゃん』とあだ名で呼んでいました」

 こう証言するのは、GACKTを知るある人物だ。

「その『ワクちゃん』もGACKTのことを、近しい人がそう言うように『若』と呼んでいた。ふたりは、単に『ビジネス』の関係だったとは言えないと思うんですが……」

 両人の関係を検証する前に、改めて問題の投資詐欺について振り返っておく。

 さる8月25日、警視庁は運用実態のないファンドへの出資を呼びかけ、現金を集めたとして、都内の投資コンサルタント会社「クエストキャピタルマネージメント有限会社(以下クエスト)」の社長・松井直幸ら5人を逮捕したと発表した。独自の高速コンピューターシステムで市場の動向を瞬時に自動判断し、一瞬の価格差で儲けられると謳(うた)い、約60人から計113億円超を集めた詐欺と金融商品取引法違反(無登録営業)の容疑だった。

「リスクはほとんどない」

「元本保証の上、必ず利益が出る」

「毎月数%の配当を手にできる」

 松井らはこうした惹句で金を詐取していたのだが、被害者の中には複数の有名芸能人がいた。歌手の布袋寅泰(ともやす)、女優の江角マキコ、そしてミュージシャンにして俳優の「ミスター格付け」ことGACKT。並みいる「一流」芸能人が荒唐無稽な話に騙されてしまった哀れな話ではある。

 しかし、GACKTに関しては、そんな「単純」な話では済みそうもない、もう少し込み入った事情があるのだという。

 大手メディアの社会部記者が説明する。

「捕まった5人の中には46歳の大和久茂則という男がいるのですが、この男はクエストのファンドの勧誘活動に絡んでいたと警視庁は見ています」

 そして、この大和久こそが、先に触れたGACKTを「若」と呼んでいた男なのである。

 前出のGACKTを知る人物が続ける。

「ふたりは酒席をともにしていましたし、高級車好きの大和久の車話に、GACKTが大いに関心を示したりするような間柄でした」

 昨年7月、東京・銀座の店で行われたGACKTの誕生会にも、

「総勢200人くらい集まっていましたが、しっかりと大和久の姿がありました。いい根性していますよね。というのも、その約4カ月前には、すでにSESC(証券取引等監視委員会)が、クエストに関する『警告書』を公表していたからです」(同)

 その〈クエストキャピタルマネージメント有限会社に対する検査結果について〉と題された2015年3月3日付のSESCの文書には、大和久の実名が挙げられた上で、

〈当社は、無登録の者にAR2(注・クエストのファンド)の取得勧誘を行わせているとともに、AR2の出資金を流用し、さらに組合員に虚偽の運用報告書を交付するなどしており、こうした状況は、投資者保護上重大な問題があると認められる〉

 こう明記されている。つまり、この時点で「大和久たちは信用ならない」と、他ならぬ公的機関がはっきりと「烙印」を押していたのである。

 GACKTの知人が打ち明ける。

「この頃には、GACKTが大和久の誘いに乗ってクエストのファンドに出資していたことは、周囲の大方が知るところとなっていました。にも拘(かかわ)らず、大和久は『ぬけぬけ』とGACKTの誕生会に現れたんです。当然と言うべきか、その場で彼はGACKTの側近に、『(ファンドの実態は)どうなっているんだ』と問い詰められていました」

 自身に関する「お触れ」が出回っていてもなお、GACKTの誕生会に出席した大和久。彼とGACKTは、果たして本当に、単に投資の「勧誘者」と「被害者」の関係だったのだろうか――。

■投資家との勉強会

「私は、大和久とGACKTが一緒にいた場に同席したことがあります」

 と、GACKTの関係者が声を潜める。

「その場でGACKTは、クエストのファンドのことを『すごいビジネスでさ。今まで1回しか(運用が)マイナスになったことがないんだよね。それは、大きな地震で(コンピューターの)サーバーが倒れちゃった時なんだ』と、話していました」

 ちなみに大和久は、

「大体、ラフな格好をしていて、俳優の岸谷五朗似。とにかく胡散臭さ溢れる奴ですよ」(前出知人)

 GACKTはこの怪しい話と男を信じてしまったのである。何でも知ってるはずの彼は、投資の術と同時に「人物の見極め」が不得手と言えそうだ。

 いずれにせよ、こうした話を聞くと最近の彼は「少し」どころか、「相当」変な気がしなくもない。それもむべなるかなとでも言うべきか、GACKTはブログに、

〈昨日は、スーパーホテルの会長や多くの投資家が集まる勉強会に呼ばれて有意義な時間を過ごした〉(13年1月25日付)

〈【金は他のビジネス(注・CDを売ること以外)で稼げばいい】/それがボクの出した答えだった。その考えに達したことが、現在のボクを作っていると言える〉(16年5月31日付)

 こう記していて、「副業」で儲けることへの意欲を隠していないのだから、「一出資者」以上に投資話に対して「前のめり」になっていたとしても何らおかしくはないようにも思える。

 GACKTの所属事務所に取材を申し込むと、代理人の弁護士は文書でこう回答した。

〈GACKT自身が、問題のファンドに出資や投資をするよう、第三者を勧誘した事実はありません〉

 そして、

〈大人数を招待したGACKTの誕生パーティーに知人に連れられて大和久氏が来たことなどはありますが、『昵懇(じっこん)の間柄』であったという事実はありません〉

 誕生パーティーに来たこと「など」はあるという表現が、いかにも気になるが……。

〈チョッピリすっぱいね〉

「山口さんちのツトムくん」はこう結ばれるが、訳知りのGACKTくんはチョッピリどころではない「酸っぱい環境」に置かれているようだ。

特集「113億円投資詐欺の逮捕者が『GACKT』と親密だったから」より

「週刊新潮」2016年9月29日号 掲載

新潮社

最終更新:9/29(木) 12:10

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