ここから本文です

尾野真千子がやたら可愛いドラマ『夏目漱石の妻』

女子SPA! 9/29(木) 9:10配信

 番組改編のこの時期。ドラマ放送がなくてさぞ寂しい思いをしていらっしゃるでしょうと予想するみなさまにおすすめしたいのが、現在絶賛放送中、NHKのドラマだ。これが週末になるととても豪華なラインナップになっている。

 金曜22時からは原田知世・斎藤工主演「運命に、似た恋」。土曜18時10分からは武井咲主演「忠臣蔵の恋」、21時からは尾野真千子、長谷川博己主演「夏目漱石の妻」。

 独身の多い女子SPA!読者には年末以外はあまり縁のない放送局かもしれないが、エンタメライターのスナイパー小林が「録画でもいいから! 見たほうがいいよ!」と太鼓判をボボボンと押したくなる3作。ここから1作ずつ紹介していこう。

◆尾野真千子がやたら可愛い

「夏目漱石の妻」毎週土曜/21時~(全4回)主演:尾野真千子、長谷川博己

 舞台は明治時代。東京の名家・中根家の長女である鏡子(尾野真千子)。お見合いにより、熊本県で中学校の教師をしている夏目金之助(後の夏目漱石・長谷川博己)の元へ嫁ぐことに。そこではお嬢さま育ちの鏡子に経験のなかった、家事三昧と貧困な生活が待ち受けていたーー。

 夏目漱石自体は日本人なら一冊は読んだことのある作家。ドラマ内でも「嫁にこんな扱いをするとは!」とやや呆れてしまうほどの几帳面で気難しい性格だ。幼い頃に養子に出され、家庭の愛情を知らずに育ったがゆえなのかもしれないが、かなりの偏屈である。その漱石を愛して支えた鏡子にスポットを当てたのが『夏目漱石の妻』。

 まず見どころは尾野真千子がチャーミングであること。名家の娘らしく、華やかで上品な着物を身にまとう姿はうっとりモノ。漱石とはまるで反対の、素直で思ったことはなんでも口にする性格で、その表情はクルクルと変わる。これがご本人も快活なイメージの尾野さんにハマっている。まるで寸法を測って合わせたかのようにぴったりで、笑ってしまう。

 また、ドラマの背景がノスタルジックな音楽と一緒にゆったりと流れていく美しさ。これぞNHKドラマの極みと言いたいのだが、最近の民放ドラマは予算に限界があるのか、背景にお金がかかっていない。「あれ、このビルの屋上……同クールのドラマじゃね?」と、使い回しの背景がやたら多い。仕方のないことなのだけど、これがドラマファンからすると寂しかったり。

 ところが天下のNHKはやっぱり違う。衣装にしてもそうだけど、かけるところにはしっかりかけるという気合いが見られるのだ。そして美しい。登場人物はもちろんだけど、NHKのドラマを見るなら背景にも注目してほしい。

 真反対の性格のふたりのやりとりは微笑ましい。明治時代と言われても想像はつかないけれど、お互いを支え合う愛情は今も昔も変わりがない。そんな情景がじんわりと伝わってくるドラマなのだ。これから鏡子が小説家を目指していく金之助をどう支えるのが楽しみ。

<TEXT/スナイパー小林>

【スナイパー小林 プロフィール】

ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k

女子SPA!

最終更新:9/29(木) 9:10

女子SPA!

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。