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現役の週刊誌記者が暴露「スクープはこうして撮る」――張り込み、尾行、事務所にスパイを送り込み…etc.

週刊SPA! 9/29(木) 9:10配信

 年明けのベッキーの不倫騒動に始まり、タレントの経歴詐称や政治家の汚職疑惑など、連日さまざまな日本を騒がす「スクープ」が生まれている。そんなスクープの裏で、週刊誌の記者たちはどのような取材活動をしているのか?普段は到底知ることのできないその裏側を、第一線で活躍する現役週刊誌記者らに語り合ってもらった。

●座談会参加者●

A記者……写真週刊誌の芸能・事件班。張り込みや情報収集のための聞き込み取材を得意とし、これまでの最長張り込み時間は、真冬の路上で過ごした18時間

B記者……事件や政治ネタを中心に扱う週刊誌記者。人当たりのいい雰囲気と柔らかな物腰が特徴だが、対象者に直撃する際の鋭い切り口と視点には定評がある

C記者……写真週刊誌の元芸能記者。果敢に攻める潜入取材や、フットワークの軽さを武器に、数々の芸能人の不倫ネタや熱愛スクープをものにしてきた

D記者……この道15年以上のベテラン女性週刊誌記者。その敏腕ぶりで、多くの週刊誌を渡り歩き、数えきれないほどの修羅場を乗り越えてきた強者

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――まず、スクープのきっかけになる“ネタ”はどこで集めてくるんですか?

B記者:テレビや新聞などマスコミ関係者を接待して情報を仕入れることも多いけど、やっぱり基本は“足”ですよね。芸能人行きつけの店や、打ち上げ終わりを狙って張り込んだり。

C記者:休日で街をブラブラしていても、気になる芸能人の車を見つけたらなんとなく追いかけてみるとか。送迎用の事務所の車や、芸能人が個人で乗ってる車の車種や色、ナンバーは大体100台分近く覚えてますし。

A記者:もう癖なのかすれ違った瞬間にわかりますよね。新人の頃、張り込み中に一緒に組んでるカメラマンから「今通った車、どこの誰のかわかってるよな?」ってよくテストされて。答えられないと「てめえどこ見てんだよ!」って、カメラでドツかれましたよ。

D記者:芸能班の記者なら「大体50台分くらいは即座に答えられて当然」っていう暗黙のルールがありますよね。

C記者:あとはイベントや打ち上げ帰りを張り込んでそこから追いかけてみたり。情報がまったくないゼロの状態から、スクープを狙うこともザラですから。

B記者:一時期、某週刊誌が国民的アイドルグループのスクープを連発してたじゃないですか。あれは、張り込み&追跡専門の大学生アルバイトを日当5000円~1万円くらいで雇って、毎日秋葉原の劇場を張り込ませてゲットしてたって。

――人海戦術ですね。

A記者:でも彼女たち、今じゃもう張り込まれ慣れちゃって警戒心がすごいらしいですね。ちょっとでも怪しい車や人影がいたら、写メを撮ってメンバー同士のグループラインで「この人たちに注意!」って回しまくっているとか。

B記者:彼女たちの成長(?)に対抗して、取材側も車種や張り込みチームを特定されないように頻繁に変えているみたい。お互いに切磋琢磨しまくって、今じゃ張り込む方も張り込まれる方も相当のレベルに達しているようですね(笑)。

D記者:あとは定番だけど、タクシーの運転手が結構情報を持ってるね。

A記者:不景気で乗客も少ないからか、平日の終電過ぎの運転手はとくによく喋ってくれますよ。身分を隠してノリよく突っついてみたら、硬派で売ってる大物歌手Nと大河ドラマ主演女優Aの自宅前まで案内してくれました。

B記者:観光ツアーじゃないすか(笑)。

A記者:ほかにも就職に失敗した大学生をコネで捕まえて、芸能プロダクションに“スパイ”として送り込んだり。入社試験に受からなかったり、入ってもすぐ辞めちゃうことが多いですけど、いくつかの大手プロダクションにはすでに週刊誌記者に定期的に内部情報を密告するスパイがいるらしいですよ。

B記者:まさにゲスの極みですね(笑)。

C記者:でも、スクープってこっちが努力してるから降ってくるものでもないですよね。僕なんか、張り込みをサボって秋葉原でフィギュア眺めてたらお笑い芸人のDのボケ担当のデート現場を目撃しちゃって。

――そのまま追いかけたんですか?

C記者:それがめちゃくちゃ迷ったんですよ。だってもし編集部に伝えたら「何でこの時間にそこにいるんだよ」ってサボってることがバレちゃうじゃないですか。でも目の前のネタを見逃すこともできない……。結局カメラマンを即効手配してもらって、スクープ撮りましたけど。

D記者:そんなときは「知り合いから情報が入って駆け付けたんです」とか適当なことを言えばいいんだよ(笑)。結果オーライなんだから。

C記者:まあね。その後「お前あのときサボってただろ」って突っこまれたけど「まあまあ(笑)」で乗り切った。

B記者:でもときどき、我々週刊誌記者よりも熱狂的なファンの方が情報持ってたりしますよね。引っ越したばかりのアイドルの自宅を、何週間もかけてやっと探し出したら、すでにファンが電柱の影にいたりするから。

D記者:あの情報収集能力は本当にビックリする。どこで仕入れているんだか。

A記者:男性アイドルの事務所とかだと、ファングループの中でメンバーそれぞれの担当が割り振られて、ローテーションで自宅を見張ることもあるそうですよ。「変な虫が付かないように」って。だから地道に自宅を探すより、熱狂的なファンを一人取り込んだほうがよっぽど早い。

C記者:ほかにも、いまはツイッタ―やブログで、ご丁寧に芸能人の方から「昨日〇〇でご飯食べた」とか、「これから新幹線で東京に戻りま~す」とか情報教えてくれるじゃないですか。あと自宅のベランダがちょっと写ってたり。

B記者:ちょっとの情報でも、我々は割り出しますからね。タイルの素材とか雰囲気とか、大体「この地域か」と目星がついてれば簡単に自宅もわかる。

A記者:本当に最近のSNSの浸透ぶりはありがたいですよね。

 このほかも、覚せい剤で逮捕される前の元プロ野球選手Kを取材していた当時の裏話や、大物芸能人夫婦の自宅での騒動など、ここだけで明かす暴露話が……。その詳細は9月30日発売の「週刊SCOOP!」に詳しく載っているので、ぜひチェックしてほしい。 <取材・文・撮影/日刊SPA!取材班>

日刊SPA!

最終更新:9/29(木) 9:47

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