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ミラン会長の誕生日をクラブ買収の中国ファンドが祝福も…「毛沢東を称えるようだ」と物議

Football ZONE web 9/30(金) 7:40配信

中国ファンドがベルルスコーニ会長の誕生日を祝って画像をツイッターに投稿

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長が29日に80歳の誕生日を迎えた。ミランの株式99.3パーセントを取得する基本合意に至った中国ファンドも会長の誕生日を祝う画像をツイッターに投稿したが、その画像が「毛沢東を称える画像のようだ!」と物議を呼んでいる。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

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 ミランの親会社であるフィニンベスト社の株式99.3パーセントを取得することで合意している中国ファンド「Sino Europe」は、誕生日に合わせて「28のタイトル、8のセリエA優勝、5のチャンピオンズリーグ、30年にわたって歴史を作った。私たちはそれをサポートし、共に歩む。素晴らしい誕生日を」というメッセージをベルルスコーニ氏の顔写真に乗せた画像として投稿した。

 しかしそれは、ベルルスコーニ氏の肖像をモノクロ化し、その白い部分をミランのチームカラーである赤に塗りつぶした画像だった。赤は中国共産党の象徴的な色であり、その髪型から受ける印象と合わせてガゼッタ紙は「ベルルスコーニというよりも、毛沢東を称える画像のようだ!」とレポートしている。

 イタリア首相も務めたベルルスコーニ氏は、かつて「毛沢東時代の中国で、共産党は赤ん坊を煮て肥料にした」と発言し、中国から公式に抗議をされる問題を巻き起こしたが、謝罪を拒否したことがある。その意趣返しということではないのだろうが、ベルルスコーニ氏の誕生日を祝福する画像はそれを思い起こさせるものになった。

両者の感情的軋轢も透ける誕生日祝福の画像

 クラブの株式売却騒動が勃発した際、中国企業も名乗りを上げるなかで、ベルルスコーニ氏は当初「イタリア人に売却したい」という意志を鮮明にしていた。その後、タイ人実業家ビー・タエチャボウル氏への売却交渉が本格化したが、相手の相次ぐドタキャンにより頓挫。最終的に中国人グループへ売却することになった。

 両者の感情的な軋轢も背景に透けて見える誕生日祝福の画像となったが、“チャイナ・ミラン”の前途は明るいと言えるのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/30(金) 7:40

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