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絶対王者がいても「荒れる」スプリンターズS。穴候補は2頭いる

webスポルティーバ 9/30(金) 11:21配信

 10月2日に行なわれるGIスプリンターズS(中山・芝1200m)。秋のGIシリーズの口火を切る一戦は、春のGI高松宮記念(中京・芝1200m)を制した“王者”ビッグアーサー(牡5歳)が頭ひとつ抜けた存在となっている。

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 高松宮記念以来、5カ月半ぶりとなった前走のGIIセントウルS(阪神・芝1200m)を快勝したビッグアーサー。先手を取って、後続を寄せつけなかったレースぶりは、まさに横綱相撲だった。さらにレベルアップした王者にとって、スプリンターズSは“絶対政権”を築く舞台となりそうだ。

 しかし、だからといって、穴党が匙(さじ)を投げることはない。過去のスプリンターズSを振り返ってみても、本命馬が磐石の勝利を決めながら、2、3着には多くのケースで伏兵馬が飛び込んできているからだ。

 例えば、昨年は1番人気のストレイトガールが勝利したものの、2着に11番人気のサクラゴスペル、3着に9番人気のウキヨノカゼが入線。3連単は、10万6170円の高配当となった。

 2013年も、単勝1.3倍のロードカナロアが断然の人気に応えて快勝。2着にも2番人気のハクサンムーンが入ったが、3着には15番人気のマヤノリュウジンが飛び込んで波乱を演出した。

 つまり今年も、本命ビッグアーサーが難なく勝利を飾ったとしても、人気薄の馬が2、3着に突っ込んで“荒れる”可能性は大いにある。ここでは、そんなことを実現してくれそうな穴馬を探ってみたい。

 過去に波乱を起こした馬で、まず目につくのは、北海道開催のスプリント重賞を好走しながら、人気の上がらなかった馬だ。

 昨年3着のウキヨノカゼは、8月に行なわれたGIIIキーンランドC(札幌・芝1200m)を勝っていながら、9番人気と評価は上がらなかった。2012年に3着に入ったドリームバレンチノも、直前のキーンランドCこそ7着に敗れていたが、その前のGIII函館スプリントS(函館・芝1200m)では快勝していた。それでも、本番では9番人気と伏兵扱いだった。さらに、2011年に2着と好走したパドトロワも、前走のキーンランドCで3着と奮闘していたものの、9番人気の低い評価にとどまった。

 夏場のスプリント戦は「格が一枚落ちる」という見方もあって、たとえそこで好走しても、高い評価を得られないことが多い。ゆえに、GIの舞台となれば、余計に人気が上がらない。しかし実際は、北海道開催のスプリント重賞で好結果を残した馬が、スプリンターズSでも上位に入線するケースが多々ある。

 その観点を重視すれば、今年も面白そうな存在がいる。レッツゴードンキ(牝4歳)だ。

 ここ2走は、函館スプリントS、キーンランドCと立て続けに3着と好走しているが、それぞれの上位馬が本番にも顔をそろえ、人気が上がる気配はない。だが、2015年のGI桜花賞(阪神・芝1600m)の勝ち馬であり、底力は十分。過去のケースも踏まえて、アッと驚く激走があってもおかしくない。

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最終更新:9/30(金) 11:21

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