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英語は「日本語の英訳」では無い件について。(JB SAITO マサチューセッツ大学MBA講師)

シェアーズカフェ・オンライン 9/30(金) 6:28配信

■日本流”非グローバルスタンダード”
グローバルスタンダードという言葉が使われてしばらく経ちますが、日本で使われる”グローバルスタンダード”が厳密にいうと和製英語だと知る人は多くはないでしょう。毎日目にするテレビやニュースでもグローバルスタンダードという言葉は日本では頻出用語の一つですが、海外では技術規格、会計基準、法律を除いて使用されることはありません。

「グローバルスタンダード」のほかにも、リーマンショック(正確にはサブプライムショック)など、昨今ビジネスにおいて日本流”非グローバルスタンダード”で横文字を並べてしまうことが多々あります。仕事以外での誤使用などは許容範囲なのかもしれませんが、やはり海外での活躍を志している方々はこの点意識しておくべきことだと思います。というのも、ネイティブ・非ネイティブに限らず海外における共通語は(現時点では)英語であり、その言語内で使用される共通ワードを使うからコミュニケーションが可能になるからです。

■スーパーHigh Contextな日本
海外での仕事というのは常に緊張の連続です。英会話レッスンの外国人ように、自分の話をうなずいて同調してくれたり褒めてくれたりする相手ではありません。文化も言語も違う相手だったらなおさらハードルは高くなるでしょう。だからこそ相手に理解してもらうための「わかりやすい説明」を身につける必要があるわけです。ここでいう「わかりやすい説明」とは、相手にとって解釈に間違いがないくらいの説明という意味です。

ところが、日本流のコミュニケーションはHigh Context(文脈依存型)が基本で、人との関係や説明についても文脈から読み取る必要があるため外国人にとって正直「わかりにくい説明」になっています。言い換えると、聞き手や読み手に解釈を任せてしまう言語ともいえるでしょう。文言や発言について、発信者の立場を想像しながら、暗示する主張を感じ取ろうとする”技”が必要になってくるのです。

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最終更新:9/30(金) 6:48

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