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出場激減に首をかしげる岡崎慎司。ラニエリは何を考えているのか

webスポルティーバ 9/30(金) 11:33配信

 表情と言葉から、悔しさが伝わってきた。

 9月27日に行なわれたFCポルトとのCLグループリーグ第2節で、またしてもレスター・シティの岡崎慎司に出番は訪れなかった。これで、直近の公式戦5試合で4度目の「出番なし」。待ち望んでいたCLデビューもお預けとなった。

【写真】リーグカップで2ゴールを決めるも、マンU戦で岡崎慎司の出番はなかった

 クラウディオ・ラニエリ監督がピッチに送り出したのは、FWジェイミー・バーディーとFWイスラム・スリマニを2トップに据えた4-4-2。前所属のスポルティング・リスボン時代にポルトとの相性がよかったスリマニを先発で起用し、岡崎はベンチスタートとなった。試合では、そのアルジェリア代表FWが先制ゴールを奪取。同胞のMFリヤド・マフレズのクロスボールを、豪快にヘッドで叩き込んだ。

 試合後の岡崎が、「じゃあ、『どの展開で俺を出すん?』という感じ」と訴えたのが後半だった。疲れの見えるスリマニの運動量が落ち、プレスの強度が下がった。前線と中盤の間のスペースが空いてセカンドボールを拾えず、バランスを崩してポルトの逆襲を受けた。

 ここで自分が投入されたら、プレスをかけながら、幅広く動いて前線と中盤のスペースを埋められる――。そう考えていたからこそ、出番の声がかからなかったことに岡崎は首をかしげた。記者団の前に姿を見せると、まず大きなため息。それから、言葉をつないだ。

「もう、溜息っすよ。こんなおいしい展開というか、『自分を出したら安定するだろう』という試合展開だったのに……。チームとしてプレッシャーをかけにいけず、クロスを入れられて、危ないチャンスを作られていた。前からの守備は、もっとうまくできたはずです。正直、このサッカーをしていたら、勝ったり、負けたりが続くと思う。

 攻撃も、自分たちから仕掛けるという意味では、うまくいっていないように見えます。どうしても2トップが横のラインで並んでしまうので、どちらかが引いて、というのはなくなってしまう。バランス的にも、ギャップができてセカンドボールを拾えなくなって、というシーンが結構あった」

 交代策でスリマニの代わりにラニエリ監督が投入したのは、MFのアンディ・キングだった。彼をセントラルMFに入れた4-1-4-1にスイッチして中盤を厚くしたが、プレスはかからず、中盤は支配できずと、ポルトに同点弾を許してもおかしくない状況に陥った。だからこそ、岡崎は歯がゆい気持ちでベンチから戦況を見守っていた。

 さらに、「これは監督批判ではない」と前置きしたうえで、CLとの二足の草鞋(わらじ)を履きこなすには、ローテーションが必要だとも訴える。CL参戦に伴い、FWを新たにふたり獲得し、ストライカーは岡崎を含めて5名になった。しかし現状は、2トップをバーディーとスリマニのふたりに固定している。

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最終更新:9/30(金) 20:47

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