ここから本文です

Xデーは幻に。ロッテ重光昭夫氏の逮捕回避でグダグダな展開へ --- 新田 哲史

アゴラ 9/30(金) 16:37配信

どうも新田です。検察当局による聴取の時と同じく、またも午前様になってしまって、待ちきれず寝てしまったのですが、朝起きてみたら、これだもの。

“韓国ロッテグループ会長の逮捕状請求 裁判所は認めず(NHKニュース)(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160929/k10010710531000.html)”

副会長の自殺で先行きが懸念された当局の捜査ですが、公判維持できるだけの証拠積み上げをしていたのか、世論の矛先が一転して検察サイドに向かう兆しもあります。

“ロッテグループ会長の逮捕状申請却下、韓国検察に批判の声(朝鮮日報)(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/29/2016092900627.html)”

この間、韓国ロッテ側による関係当局へのロビイング攻勢がすごかったという噂もあるんですが、「日本人の経営陣に実質的な支配が移ってしまう」という言い分も、反日気質のある韓国世論にビミョーに刺さった面もありましょうか。法と事実に基づくべき司法手続きに「世論ゲーム」の要素が加味されるとしたら、それもなんだかなと思うのですけれども。

しかし、重光昭夫氏の逮捕は免れたものの、創業者の武雄氏、兄・宏之氏について在宅で訴追されることは既定路線の様子。一連の強制捜査のきっかけとされるお家騒動で、片方は訴追、片方はお咎めなしというのは常識的には考えにくいでしょうし、当局サイドも、引き続き在宅起訴を目指して仕切り直しの模様です。この後、年内に訴追できたとしても、裁判での徹底抗戦で長期戦になるでしょうから、グダグダっとした韓流裁判ドラマを見せられるかと思うと、PVが伸びなくても、ひたすらヲチしてきた私でも食傷気味です。

さて、そうなると野球ファンが気になる千葉ロッテマリーンズの先行き(http://nittatetsuji.com/archives/48537332.html)でございますが、Xデーが到来がなかったものの、この前の記事で書いた4つのシナリオのうち

(1)昭夫氏無罪で経営復帰なら現状維持の可能性は高い

(2)昭夫氏有罪で経営を離れても球団のブランド価値を重視して現状維持もありうる

―の可能性に現実味が増した、ということで、ロッテファンもマー君(球団マスコット)も一安心て感じでしょう。

ただ、経営環境的には「身売りされてもおかしくはない」状況に変わりはないですし、夕刊フジの定番ネタ「ロッテ球団身売り」記事を引き続き読めるかと思うと、次回作が楽しみなこの頃です。ではでは。

新田 哲史

最終更新:9/30(金) 16:37

アゴラ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

アゴラ-言論プラットフォーム

アゴラ研究所

毎日更新

無料

経済、ビジネス、情報通信、メディアなどをテーマに、専門家が実名で発言することで政策担当者、ジャーナリスト、一般市民との交流をはかる言論プラットフォーム

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。