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久保らU-16日本代表撃破の要因は“作戦勝ち” イラク監督「戦術的に我々が上回った」

Football ZONE web 9/30(金) 20:12配信

イラク4-2勝利を導いた“前からのプレス”

 AFC U-16選手権の準決勝で日本を4-2で下したイラクのカフタン・チティール監督は、「戦術的に我々が上回った勝利だ」と作戦勝ちであることを語った。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが報じている。

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 U-16日本代表の森山佳郎監督は、敗因についてイラクのハイプレスによって後方からのビルドアップにスムーズさを欠いた点を一つのファクターとして挙げていたが、チティール監督の狙いもまさにそこにあったと語っている。

「日本は素晴らしく準備されたチームであるが、この試合には戦術的なファクターがあった。私たちが勝利をつかむために実行し、そして成果を上げたのは前からのプレスを正しく実行することだ。リードされたハーフタイムにも、相手の最終ラインにプレッシャーをかけ続けようと指示をした。その結果として我々の攻撃的な選手がチャンスをつかみ、4点を奪うことができた」

 大会が進むにつれて荒れ模様になっていったピッチを利用するかのように、イラクは猛然とハイプレスに出た。日本はこれまで通りパスをつないで攻撃を組み立てることを志向したが、そのスタイルを変更しないという読みもチティール監督の頭の中にはあったのかもしれない。そして前半を見た結果として、後半もプレスを継続すれば勝利できるという指示を与えて、ピッチに送り出したという。

チームとして戦術的な柔軟性があれば…

「この勝利はチームやイラク国民、アラブのサッカーにとっても素晴らしいことだ。ファイナルに向け、我々は相手の弱点と自分たちの長所を中心に準備をしていく。タイトルを取るためにベストを尽くす」

 カフタン監督は、北朝鮮をPK戦の末に下したイランと対戦する決勝の中東対決に向けて、意気込みを語った。その言葉にあるように、相手と自分たちの力関係とスタイルによって戦術を変更していく柔軟性をどれだけ持てるかどうかが、裏を返せば日本の敗因だったと言えるのかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/30(金) 20:12

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