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月収30万円で、貯金ゼロと1000万の独身女性。違いはちょっとの工夫だけ

女子SPA! 9/30(金) 9:10配信

 こんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。

 独身女性で年収が600万円あると聞くと一般的には高収入だと考えられがちです。しかし、実際このくらいの年収の単身女性の場合、プチリッチな生活を続ければ意外とお金は貯まりませんし、一方で節制している人は無理せず貯蓄ができます。

 貯金上手と貯金下手で大きく差が出る年収とも言えるかもしれません。

 それぞれ、どんな生活をしているか、覗いてみましょう。

◆年収600万円、手取り月収は約30万円として…

 年収600万円の人の場合、年間のボーナスが3~4ヶ月分程度のことが多いです。所得税・住民税・社会保険料などを差し引いて割り振ると毎月約30万円、ボーナス約60万円×年2回(年間合計約480万円)が実際に使えるお金になっていることが多いでしょう(※)。

 余裕があるように見えますが、意外と派手な浪費をしなくても使うのは簡単です。思いのままお金を使っているAさんの家計簿を見てみましょう。

◆貯まらないAさんの家計簿

====<Aさんの家計簿>=====

・住居費 家賃10万円

・食費 5万円

・交際費 3万円

・美容費 5万円(化粧品2万円、エステ・美容院・ネイルに各1万円)

・被服費 2万円

・通信費 1.6万円

・水道・光熱費 1万円

・習い事費 1万円

・交通費 0.5万円

・合計 29.1万円(ギリギリ約9000円の黒字)

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 それぞれの項目の内訳を見てみましょう。

 Aさんの住まいは職場近くの23区内駅近物件。少し広めのワンルームマンションで、共益費を含めると家賃はおよそ10万円になります。終電を逃してもタクシー5000円程度で帰宅できるのため、かえって安上がりかもしれないと考えているとのこと。

●食事は外食とコンビニ

 Aさんは基本的に自炊はしません。朝食・夕食はコンビニ、昼食は職場近くの飲食店でランチをするため、特に会食の予定などがない日でも1日2000円程度の食費がかかっています。必要最低限の食事分だけでも1か月約5万円程度(2000円×25日)になります。

 月に3~4回程度飲み会や会食があるため、外食費(6000円×4回)とプレゼントやお祝い(平均的に6000円程度)などを含めた交際費は月3万円程度使います。

●ブランド化粧品をライン使い

 美容にもお金がかかります。高級ブランドの化粧品をライン使いしているため、アイテムも多く、美容液や化粧水など毎月何かがなくなるため、結局ひと月2万円程度の基礎化粧品を買い足すことになっています。

 美容院、エステ、ネイルサロンなども毎月1回は通うため、月に使う美容費は平均で5万円程度。

 洋服はまとめて5万円程度のお買い物を数か月に1度、冬が近づくとコートやブーツなどで10万円近くお金を使うこともあり、年間合計額を12か月で割るとやはり月2万円くらいは使っている計算になります。

 自宅にインターネットの固定回線を契約していて、スマホを所有で通信費は約1.6万円。水道光熱費は月約1万円。料理教室に通っているため、習い事費が月に1万円ほど使います。

●口座に数十万円あると旅行やバッグに消える

 その他、女友達と都心ホテルでお泊り女子会、ボーナスが入ったら時計やブランドバック、旅行などにお金が消えていくため、基本的に貯蓄はほとんどありません。口座に数十万円お金が残っていると「まだ使える」と思って使ってしまうため、基本的に貯金がほとんどできません。

◆ちょっとの気遣いで年150万円貯まるBさんの家計簿

 同じくらいの収入でも貯蓄上手のBさんはどのようにお金を使っているでしょうか。

====<Bさんの家計簿>======

・住居費 家賃10万円

・食費 3万円

・交際費2万円

・美容費2.7万円(化粧品0.5万円、エステ1万円、美容院0.7万円、ネイル0.5万円)

・被服費1万円

・通信費 1.6万円

・水道・光熱費 1万円

・習い事費1万円

・交通費0.5万円

・合計 22.8万円(約7.2万円の黒字)

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 Bさんもストイックな倹約生活をしているとまでは言えません。

◆食費、交際費、美容費、被服費で差が出る

 Aさんとの違いでいうと食費、交際費、美容費、被服費などの使い方で差が出ています。

●自炊はしなくても、毎回買うのはムダ

 Bさんも自炊はしませんが、食パン(冷凍)とスライスチーズ、グラノーラなどを常備していて朝食にしています。ランチはAさん同様1000円程度の外食ですが、会食のない日の夕食は週末に買いだめした冷凍食品なども使って手間をかけずに費用を抑えています。

 交際費は夜ばかりでなく、週末のランチや、軽くお茶をして近況報告の場を楽しむなど、毎回アルコールを伴うディナーで友人と会うよりは支出を抑えることができています。

●高いコスメが効果があるとは限らない

 美容費は肌に合うフェイスマスクを探して使っています。安いマスクでも肌に長時間密着させることができるので、量を気にしながら高級化粧水を使うより保湿の実感があるそうです。

 美容室にはカットの月とカラーの月を交互に、ネイルサロンも普段は自分でジェルネイルをし、特別な月はサロンに行くなどメリハリをつけています。

●服はフリマアプリを活用、ボーナスは半分貯める

 洋服はフリマアプリで購入したり、購入するアイテムを決めてからショッピングに出かけるようにしているそうです。

 旅行や時計など大きな出費をボーナスでやりくりするのはAさんと同じですが、基本的に半分だけしか使わないように心がけています。これらの積み重ねでBさんは毎年約150万円の貯蓄を続けていて、貯蓄も1000万円近くあります。

◆ほんのちょっとの工夫で貯金額に大きな差が

 AさんもBさんも夜遅くまで仕事をしているため、手間がかかる節約をすることは難しいですが、ちょっとした工夫で貯蓄額には雲泥の差があります。

 年収600万円の独身女性の生活は、大散財をしなくてもちょっとずつの贅沢でいくらでもお金を使えてしまいますが、少し注意をするだけで飛躍的にお金を守ることができます。負担のない範囲でBさんの生活を真似てみると、すぐに貯蓄効果を実感することができそうです。

※<額面年収600万円の手取り計算>

給与所得控除 174万円、基礎控除38万円 33万円

所得税328×10%=32.8、住民税333×10%=33.3、社会保険料60万円

手取り年収473.9万円、月29.6万円+ボーナス59万円

<TEXT/風呂内亜矢>

【風呂内 亜矢(ふろうち・あや)】

ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。現在はテレビ、ラジオ、雑誌等でお金に関する情報を発信している。9月に新刊『デキる女は「抜け目」ない』が発売に

公式サイト:http://www.furouchi.com/

公式ツイッター:@furouchiaya

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最終更新:9/30(金) 9:10

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