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「言うことを聞かない子ども」のほうが大人になって大成する理由

ライフハッカー[日本版] 10/1(土) 12:10配信

親なら誰でも、わが子には素直で言いつけを守るように育ってほしいと願うものです。でも、子どもは時に頑固で反抗的になることもあります。中には、とりわけこうした傾向が強い子どもがいますが、実はそうした性質は、悪いとばかりも言い切れないのです。

先日の米『Washington Post』紙に、Lauren Knight氏が意志の強い子どもを育ててきた実感をつづった記事が掲載されていました。息子のOliver君は、嫌なことには何でもはっきりノーという子どもで、その意固地さたるや、実の母親のKnight氏が「今まで出会った中でも1番頑固で、負けん気が強い人」と言うほどです。Oliver君が絶対に髪を切らせないと反抗するくだりを読んで、私も「うちの娘と一緒だ」と、思わず笑ってしまいました。うちの娘は三つ編みだろうが、ショートカットだろうが、とにかく自分の髪に何かされるのがどうしてもイヤだと言うのです。以前の記事でも書いたように、私自身は争いを好まないタイプなのですが、娘は自分の主張にかたくなで、波風を立てるのをいといません。

親の側から見ると、意志が強く、言うことを聞かない子どもを育てるのは気苦労が絶えませんが、このような性格的特徴は(少なくとも当の子どもにとっては)メリットもあるようです。

”意志が強く、時に言うことを聞かない子どもを育てていると、困ったことが次から次に起き、親はくたびれ果ててしまいます。でも、程度の問題とはいえ、わんぱくで聞き分けのない性格には、メリットもたくさんあるのです。子どものころに反抗的だった人のほうが大人になってからの収入が高く、起業家になる可能性が高まるとの研究結果もあります。

より知的能力が高い子どもは、権威に反抗し、現状を疑う結果、既成概念に縛られない発想が身につきます。新しいアイデアを思いついたり、ビジネスを始めたりするときには、こうした特徴が独創性という形で優位に働くのです。未来の起業家は、子どものころから規則に縛られない傾向が強いというわけです。

コロンビア大学の臨床心理学者であるLaura Markham氏によると、意志の強い子ども(「元気」「頑固」「やんちゃ」さらには「勇敢」といった言葉で表現される子たち)は、自発性が高く、内部志向型で、大人になると指導的立場につく人が多いのだそうです。こうした子どもは周囲の目などは気にせず、自分がやりたいことに向かって突き進む傾向が強いと言います。彼らは「ほかの人が言うことを鵜呑みにするのではなく、自ら進んで学ぼうとするので、何度も既存の限界に挑むことになり」、さらにこうした傾向は人間関係にも影響を及ぼすようです。こうした子どもの持つ優れた判断力は、「髪を切りなさい」「野菜を食べなさい」「コートを着て出かけなさい」といった命令に反抗するだけではなく、信頼し、従い、影響を受けるべき相手を見極める上でも発揮されます。”

筆者はこの記事を読んで、意志の強い子どもは周囲の目に負けず、自分や人のために立ち上がる子なのだと思いましたし、わが子にもそうであってほしいと願っています。ですから親の側も、子どもの多少の頑固な行いには目をつぶり、芽生えかけた反抗精神をつぶさないよう、配慮が必要なのかもしれません。頭ごなしに言うことを聞かせるのではなく、子どもに納得させることを大事にし、髪の毛くらいは好きなようにさせてみるのも良いのではないでしょうか。


Why it's good to have a strong-willed child, and why you should let up on them | The Washington Post

Melanie Pinola(原文/訳:長谷 睦/ガリレオ)
Photo by Shutterstock.

最終更新:10/1(土) 12:10

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