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凱旋門賞制覇に着々。マカヒキは調教もレースまでの過程も順調

webスポルティーバ 10/1(土) 8:00配信

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 凱旋門賞まで残り2日となった。

 昨年は久々に日本からの出走はなかったが、今年は大激戦の日本ダービーを制したマカヒキ(牡3歳)が日本競馬の悲願ともいえる凱旋門賞制覇に挑戦する。

【写真】前哨戦ニエル賞に勝って、凱旋門賞に挑むマカヒキとルメール騎手

 今年は早い段階ではドゥラメンテが、日本からの一の矢と見られていた。昨年も二冠を制したのち、一時は凱旋門賞挑戦が噂されたが、その後に判明した骨折によって秋シーズンを棒に振ったことで断念。そして今年こそ、と思われていたが、宝塚記念のレース中の負傷で、その挑戦は夢に終わってしまった。

 その一方で、空前のハイレベルと言われた今年の3歳勢から、ダービーと前後して相次いで凱旋門賞挑戦に、次々と名乗りが上がった。もともと凱旋門賞は3歳が強い条件で、勝ちに行くなら3歳馬のうちに、という論が強くなっていた。皐月賞を制したディーマジェスティは、過去に凱旋門賞でエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタと二度の2着がある二ノ宮敬宇調教師と蛯名正義騎手の同じコンビ。まさに“三度目の正直”、陣営にとっても積年の“悲願”であった。

 また、セレクトセールで2億円超という高額で取引されたサトノダイヤモンドは、管理する池江泰寿調教師がオルフェーヴルで二度の2着があるだけに、こちらにとっても“悲願”であった。しかし、この2頭はともにこの秋は国内に専念。唯一、残ったのがダービー馬マカヒキだった。

 マカヒキは凱旋門賞で3着入線(のちに失格)となったディープインパクトを父に持ち、そのディープインパクトと同じ金子真人氏(名義は金子真人ホールディングス)がオーナーである。ディープインパクトでは牡馬三冠、アパパネで牝馬三冠を成し遂げ、ともに現役時代に所有していた両親(母ウィキウィキ)が産んだマカヒキが、自身にダービー3勝目をもたらした。金子氏にとって、もはや日本競馬ではやり残したことがなく、並ぶ者もいない無双状態ともいえる。一方で、意外にも海外のビッグレースはユートピアがドバイでGIIゴドルフィンマイルを勝ったのが最高で、前述の凱旋門賞や、トゥザヴィクトリーでのドバイワールドカップ2着など、あと一歩届いていない。日本で唯一の牡牝三冠馬オーナー金子氏としても、今回で“悲願”を成就させたいはずだ。

 マカヒキは日本ダービー勝利後、福島県のノーザンファーム天栄で休養。7月半ばにトレセンに戻されて、これまで凱旋門賞で好走してきた大半の日本調教馬がそうしてきたように、前哨戦をステップに本番へと向かうプランが組まれた。8月後半にフランスへ渡り、主要前哨戦3競走のひとつである3歳GIIニエル賞に出走。5頭立ての少頭数で、超スローペース、さらにレース中に落鉄していたこともあって、僅差の勝利であった。しかし本番のコースで、陣営のイメージどおりの競馬を実践でき、なおかつ余力を残して勝利するという最高の形で、前哨戦をクリアできた。

 その後もフランス、シャンティイに残って順調に調整が続けられ、レース5日前の27日(火)にはシャンティイのエーグル調教場の右回り芝周回コースで最終追い切りが行なわれた。マカヒキには本番でも手綱を取るクリストフ・ルメール騎手が騎乗。2013、14年にトレヴとのコンビで日本調教馬の前に立ちはだかったティエリ・ジャルネ騎手が帯同馬であるマイフリヴァに跨り、このマイフリヴァをマカヒキが4馬身追いかける形でスタート。実戦を想定して末脚を伸ばすと、最後はマイフリヴァを1馬身半~2馬身突き放してフィニッシュした。

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最終更新:10/1(土) 8:00

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