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当初の食事量はOL並み!? 瀬戸大也、リオ五輪銅メダルの裏にあった食事改革

THE ANSWER 10/1(土) 8:10配信

不調から脱してリオ五輪でメダルを獲得した瀬戸大也

 リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸大也(JSS毛呂山)はその背景に厳しいトレーニングとともに栄養面での意識改革があった。

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 今夏、同種目金メダルの萩野公介(東洋大)とともにダブル表彰台を達成し、日本中を熱くさせた瀬戸。だが、そこまでのプロセスは決して順調ではなかった。今年に入ってからはコンディションが上がらない日々が続いた。リオデジャネイロ五輪で競泳選手などの栄養をマネージメントした栗原秀文さんは当時のことをこう振り返る。

「当時の大也の食事量を見て『OLか!』と言いたくなるほど食べていなかったんです。結局、あの時はエネルギーとなる栄養素を摂っていなかったので、自分の筋肉を分解してそれで動いていたんです。筋肉なども減っている状態で、一般の人と同じようなデータが出ていました」

 瀬戸の食事量が少なくなったのには理由がある。

 昨年の世界選手権で400メートル個人メドレーを連覇した後、手術を実施。泳げない時期が続いた影響もあり体重が増加した。そのため本人は食事制限をしながら体重を落としていこうと考えていたのだという。しかし栗原さんは、それではエネルギー不足に陥って激しいトレーニングに臨めず、強い身体作りができないと指摘。具体的な食事改善案を提案し、瀬戸はそれを実践していった。まず意識させたのは身体を動かすエネルギー源となる炭水化物の摂取だった。

五輪へと向かう過程で気が付いた栄養素の重要性

「ご飯1杯を食べるのにプラスして、うどんなどの麺類を一品摂らせるようにしました。当時の瀬戸は身体を“小さく”することを考えていました。でもそうではなくて、筋肉をつけて身体を大きくして、パワーをつけることが大切なのだと伝えました」

 当初、体重が減らないことを気にしていた瀬戸自身、「食事制限をして身体を絞るよりも、栄養をしっかり摂った上でトレーニングをしながら絞っていくことが大事だなと思いました。実践してから1か月もするとパワーが出るようになってきて、エネルギーが必要だったんだということを実感しました」と考えを改めたことで、コンディションを上昇させていった。

 栄養をしっかりと摂るのと同時に“栄養素”についても細分化して意識するようになった。

「自分は以前まではけっこう栄養が偏る食事をしていて、ご飯やお肉などを中心に摂っていました。そのため普段は目がいかない食品や栄養はあまり摂っていませんでした」(瀬戸)

 身体の筋肉を作り上げるのはタンパク質。ただ、「タンパク質を筋肉にするための働きをする」栄養素、つまりミネラル群を摂っていなかったと振り返る。それもあってか、激しい練習をしてタンパク質を摂っていても、「筋肉がつききらない」感覚を持っていた。そこで栗原さんは「強化の時は豆類や海藻をよく一緒に摂らせた」という。

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最終更新:10/1(土) 9:08

THE ANSWER