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「暑いと働けなくなる」のには科学的な理由があった

ライフハッカー[日本版] 10/1(土) 23:10配信

Inc.:夏になると生産性が落ちるという話は、働いている人なら誰もが聞いたことがありますよね。では、その原因は何なのでしょうか? 

仕事がなかなかはかどらないのは、単に休暇を取る人が多いからでしょうか。それとも、オフィスの窓越しに輝く夏の日に気もそぞろになるからでしょうか。もしかしたら、前の晩にバーベキューを楽しみすぎて疲れてしまったのかもしれません。

どれももっともな理由ですが、それ以外にもっと根本的な原因があるようです。夏に生産性が落ちるのはあなただけではありません。暑さのせいで人は怠惰になり、生産性が低下するのです。そしてその理由は科学的に簡単に説明がつくそうです。Katherine Ellen Foley氏は、ビジネスメディア「Quartz」に先ごろ寄せた記事で、次のような心強い説明をしています。

”暑い時は、体の動きは実際に鈍くなります。暑ければ暑いほど、体を涼しく保つためにより多くのエネルギーを消費しなければなりません。つまり、屋外を散歩するにせよ、一定の強度で運動するにせよ、それまで楽にできていた活動を行なうのに、より一層の努力が必要になるわけです。”

「暑さを言い訳にできる期間」はどのくらいか

気温が26度を超えると、基本的なタスクをこなすのさえ億劫になるという人は、上の文章を読んでほっとすることでしょう。あなたの上司や顧客はおそらく、「暑すぎて仕事ができない」などという言い訳を聞き入れてはくれないでしょうが(冷房がガンガンに効いたオフィスで働いている場合は特に)、少なくとも、「自分は急に怠惰な人間になったわけではない」と自らに言い聞かせることができます。

ただし、暑さを言い訳にできる期間には限りがあるとFoley氏は言います。気温が上がり続けるとき、人間の体はすぐに暑さに慣れるからです。「暑い日が1日か2日続くだけで、体内でつくられる血漿の量が増えます。血漿とは、血液に含まれる液体成分です」とFoley氏。「血漿の量が増えると、筋肉により多くの酸素が供給されますし(筋肉はその酸素を使ってエネルギーを生み出します)、体温調節もしやすくなります」

暑い日が2週間続けば、体は完全に慣れます(とはいえ、37度を優に超える暑さが1年のうち何カ月も続く地域に住んでいる筆者に言わせれば、決して慣れることのないレベルの暑さもあります)。でもご安心を。「暑すぎて仕事ができない」という言い訳は、一度きりしか使えないわけではありません。いったん暑さに順応しても、気温が下がれば体はすぐに元に戻ってしまうのです。ですから、仕事がはかどらない原因を毎年、暑さのせいにすることができるわけです(短い期間であれば、ですが)。

「再び猛暑が襲ってきたら、その暑さにもう一度順応するまでは、のろのろとしか動けなくなるでしょう」というFoley氏の言葉をしっかり覚えておきましょう。


It's Not Just You: Science Says Hot Weather Really Does Make You Lazy|Inc.

Jessica Stillman(訳:遠藤康子/ガリレオ)

最終更新:10/1(土) 23:10

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