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松田翔太が「お金を稼がないと(笑)」なワケ [ViVi]

講談社 JOSEISHI.NET 10/1(土) 21:00配信

『花より男子』『LIAR GAME』など出演作は数知れず、既に多くの賞も受賞。最近はauのCMで演じるコミカルな桃太郎役も話題に。そんな松田翔太さんの最新主演映画『ディアスポリス-DIRTY YELLOW BOYS-』が9月3日より公開。主人公の久保塚は「ほぼ自分」と言うほど入れ込んでいる一作。その撮影秘話、そして俳優観について語ってくれた。


I DON'T LIKE PAIN

―主人公・久保塚という男について―

映画『ディアスポリス-DIRTY YELLOW BOYS-』で僕が演じるのは、裏都庁の警察署長・久保塚という男。裏都庁は、東京に住む密入国者が密かに作った組織で、久保塚自身、どこから来たのか何歳なのか、どんな過去を背負っているのかもまったく不明。

でも僕は、「もう痛いのヤだよ」という思いで演じていました。誰かが殺したとか殺されたとか聞きたくないよ、という……。きっと久保塚という男は、どういうカタチか分からないけど、自分の中で死というものと会話したときがあったんじゃないかな。そうして、俺はいいけど君はそうじゃないほうがいい、という境地に行きついたんだと思う。そんな男ですから、仲間たちとの間には強い絆があります。その空気感を生むためにも普段からたくさん話そう……と思っていたんですが、共演のハマケンさん(浜野謙太)も柳沢(慎吾)さんもお喋りだから(笑)。外国人の共演者も多くて、みんなずっとワイワイやってるし、むしろ僕がタイミングよく突っ込んでいかないと終わらない状態でした。でもそれがリラックスの起点にもなっていて、撮影中はとにかく楽しかった。もし再びあんな時間を過ごせるなら、ノーギャラでもやらせてもらいたいぐらいです。

I MAKE IT IMPORTANT
―すべてタイミング―
普段からスキーをしたり雪山に行ったり体を動かすことが多いので、基本の体作りはそこです。スキーは小学校の頃からやっていて、20歳からバックカントリースキーを始めました。氷河を滑ったりもするんですけど、もう本当に極限の精神状態になりますね。

俳優を始めてからは食についても考えるようになりました。でも太るとか痩せるとかではなくて、タンパク質とかビタミンとか、そういう栄養素の量を意識してますね。

今回の映画は、ひたすら走ったり、川に投げ込まれたりとハードなシーンも多かったので、筋トレもしました。なのに不思議と一番心に残っているのは、相棒の鈴木(浜野謙太)とたこ焼きを食べるシーンなんですよね。そこで久保塚が聞く「神様っていると思う?」というセリフがすごく好きで。僕自身は神様の存在とか深く考えたことはないけど、「神様っているのかもな」と思うことはあって。というのも僕は、タイミングをすごく気にして生きていて、実際、偶然友達と会っちゃったりすることが多いんですよ。こないだもドライブしてたらたまたま隣を走ってたのが友達で、そのまま飯行く?みたいな。些細な出来事かもしれませんが、すべてタイミングだと思います。


AS AN ACTOR
―今を生きているだけ―
役者として心がけていることは、緊張しない、自分を追い込まない、この2つだけ。

そうあるためには、予習をちゃんとしていけばいいだけの話で、現場で何かを考えたり、音楽を聴いてストイックに集中したりとかは、ま ったくないですね。できるだけリラックスして、脳が開いている状態にしておきたい。そうすると人のセリフもスッと体に入ってくるし、視野も広くなりますから。

昔はけっこう目標とかも立てていたんだけど、今は本当にこの瞬間をしっかり生きているだけ。たとえば1年かけて何かを成し遂げたとしても、その1年が苦しかった1年でしかないなら、僕はその夢はいらない。人間関係もそうで、いくら友達が多くても、気を遣って笑ってんだか笑ってないんだか分からないような状態なら、自分の勉強になることをしたほうがいい。もっと人間力じゃないけど、本質的なところで生きていたいんです。まあ、もともとストイックな性格だから、頭で考えてばかりいた時期を経てそうなったんですけど。もちろんお芝居はうまくなりたいし、もっともっと自分が思っているような俳優になっていきたいから、それはやるのみなんですけど。

だからこれからも自由奔放に生きると思います。そのためにはいっぱい仕事して、お金稼がないと(笑)。

PROFILE
松田翔太(まつだしょうた)
1985年9月10日生まれ。東京都出身。

最終更新:10/1(土) 21:00

講談社 JOSEISHI.NET

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