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槙野への右パンチでアデミウソンが一発退場! 今季最多失点にG大阪監督は“ボランチ機能不全”を指摘

Football ZONE web 10/1(土) 22:00配信

ステージ首位の浦和との直接対決に敗れ勝ち点7差、年間順位では3位鹿島と勝ち点8差に

 セカンドステージ首位で年間2位の浦和と同ステージ3位で年間4位のG大阪が激突した一戦は、G大阪が今季最多の4失点を喫して敵地で派手に散った。

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 チャンピオンシップ(CS)出場に向けて邁進していたG大阪にとって、この試合で勝ち点3を積み重ねてステージ優勝、または年間3位を目指していたが、残り3試合という状況下で前者は首位の浦和と勝ち点7差、後者は年間順位3位の鹿島と勝ち点8差となった。数字上はCS出場の可能性を残しているが、現実的に考えれば“絶望的”と言っても過言ではない。

 試合後、長谷川健太監督は大一番に向けて、選手たちにこう語っていたという。「今日、レッズは相当な覚悟でくる。(ウチも)しっかり覚悟して今日の試合に入ろう。今までやってきたすべてを出そう」と選手たちを送り出した。

 しかし前半6分、高木俊幸に先制点を奪われると、50分には武藤雄樹に追加点を決められ、指揮官は「2点目が痛かった。あの2点目が今日はすべてだった」と振り返る。

 G大阪は2点を追う状況のなか、浦和に主導権を握られて攻め手を見出せない。すると後半9分には、MF遠藤保仁がMF阿部勇樹の背中を蹴って警告を受ける。G大阪にとってはフラストレーションが溜まる展開のなか、試合の流れを決定づけるシーンが起きた。

 同14分、DF槙野智章と球際で競り合ったFWアデミウソンが、倒れた直後に右腕を伸ばして槙野にパンチを繰り出す。槙野は大きくもんどり打ち、両チームが入り乱れるなかで廣瀬格主審はブラジル人アタッカーに対して一発退場を宣告した。

指揮官が挙げた敗因はボランチの機能不全

 G大阪は、終わってみれば今季最多となる4失点で大敗を喫し、昨季CSで浦和を下したスタジアムで苦杯をなめた。さらに、一発退場のアデミウソンには出場停止処分が科される。

 もっとも長谷川監督は浦和戦の敗因に、エースFWの退場ではなく、ボランチの機能不全を挙げている。この日は、MF井手口陽介と遠藤がコンビを組んでいた。

「ダブルボランチのところにプレッシャーをかけられて、ゲームが若干落ち着かなかった。そういうなかでも前半は1失点に抑えていたので、後半はしっかりとパワーを少し上げて戦おうという話をした。前半はゲームをコントロールできなかったが、終盤あたりから落ち着いてきた。悪いなりに選手たちもコントロールしてやってくれたと思う」

 昨季、CS準決勝で浦和を破って決勝に進んだG大阪にとっては“手痛いリベンジ”をされた形で、ステージ優勝だけでなく年間勝ち点3位からも後退した。指揮官は「切り替えてやっていくしかない。残りのシーズンをいい形で終えられるように戦っていきたい」と口にしたが、上位陣がここから総崩れしない限り、G大阪のリーグ戦は残り3試合で終わりを告げる。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/1(土) 22:00

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