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優勝への大一番、アデミウソンがボディブローで“一発”退場。槙野の「作戦勝ち」だった? 

SOCCER DIGEST Web 10/1(土) 20:41配信

浦和守備陣がG大阪を無失点に抑えるために心掛けた、「彼をノーマルな状態にさせないこと」。

[J1・第2ステージ14節]
浦和レッズ 4-0 ガンバ大阪
2016年10月1日/埼玉スタジアム2002

【浦和 4-0 G大阪 PHOTO】 阿部が最年少J1通算500試合出場達成!


 前半からイライラを募らせていたアデミウソンが、ついにキレてしまった。
 
 G大阪のトップ下に入った攻撃のキーマンは、後半から起点を作ろうとサイドに張り出すことが増えた。そこで対峙したのが、浦和の左ストッパーの槙野智章だった。
 
 伏線となったのが、直前のプレーだった。57分、GK東口順昭のロングフィードからの空中戦で、アデミウソンと槙野が競り合う。槙野がボールとアデミウソンを弾き飛ばして1対1を制すると、倒れたアデミウソンは主審にファウルを訴えたものの流された。
 
 その2分後だった。59分、再びタッチライン沿いで、G大阪のオ・ジェソクの放った縦パスに、ふたりがもつれ合う。ボールを後ろ向きで受けたアデミウソンに、槙野が足を伸ばしてボールに触れようとする――。すると、バランスを崩してふたりが倒れる。そこで怒ったアデミウソンが、槙野のみぞおちにパンチを見舞ってしまったのだ。
 
 不穏な空気を察知していた廣瀬格主審のまさに目の前で“事件”は起きた。そのため、主審はすぐさまアデミウソンにレッドカードを提示。浦和が2-0でリードする展開のなか、勝敗を決定づける“一発”退場劇となってしまった。
 
 試合後、槙野は次のようにそのシーンについて振り返った。
 
「(パンチを)みぞおちに食らいました。レフェリーがちゃんと目の前で見てくれていましたからね。彼(アデミウソン)は横浜F・マリノス時代からもそうでしたが、ノーマルな状態にさせないことで、良さを消せることは知っていました。そういった作戦でもありました」
 
 G大阪の背番号9にボールが入れば、槙野や遠藤航が自由を与えまいとしっかり身体を寄せて、球際にがつがつと当たり続けた。浦和守備陣は狙いどおり、アデミウソンがストロングポイントを発揮できる“間合い”で、プレーをさせなかった。
 
 槙野にとって、右太ももの肉離れにより、リーグ3試合ぶりの“復帰戦”となった。そこで好調だったG大阪アタッカー陣をしっかり抑え、しかも快勝を収めたことで、彼は自信を深めた。
 

 

 

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最終更新:10/2(日) 9:01

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