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世界が注目するデザイナー相澤陽介が語る"物作りの原点"

ローリングストーン日本版 10/1(土) 18:00配信

今、世界が注目する東京ブランドとは?その答えに挙がるのは、間違いなくこの2つだろう。〈ホワイトマウンテニアリング〉と〈ファセッタズム〉。両デザイナーは、奇しくも年齢を同じくする。彼らは、何を見て、何を感じ、何を生み出しているのか。"東京発世界行き"の出発点と行く先を探りたい。



RS Life Style 物作りの原点:相澤陽介
新しいチャレンジのためにライフスタイルを見つめ直す

相澤陽介。〈ホワイトマウンテニアリング〉を率いるデザイナーである。と同時に、誤解を恐れずに言えば、今一番の売れっ子と言っていいだろう。かつては、〈モンクレール W〉でゲストデザイナーを務めたことでも知られ、現在も、〈バートン サーティーン〉と〈バブアー ビーコン ヘリテージ レンジ〉のデザイナーを兼任。〈アディダス オリジナルス バイ ホワイトマウンテニアリング〉も好調である。そして、パリコレクションに出展して4シーズンを経験した。

「ブランドの方向性として、しっかりハイファッションを目指したうえでパリコレに到達できた意義は大きいです。誰でも簡単にできることではないので。日本人だけでなく海外のジャーナリストも多く来場してくれた。まだまだ"東京のブランド"という括りで見られることも多いんです。当初は、それがすごく嫌でしたね。東京のデザイナーたちは仲間でもありますが、ライバルでもありますので。今は、自分たちの色を出せば、個性を表現できると思えるようになりました。マウンテニアリングと名前にあることで、アウトドア系に思われたりすることもありますから」

海外におけるブランドへの理解が深まると比例して、抱えるプロジェクトも増えている。そのアウトプット力の高さにも恐れ入るが、相澤のインスパイア源はどこにあるのか。

「各プロジェクトのセグメントはきっちりしようと。〈アディダス〉はスポーツとファッションの融合、〈バートン〉はよりスノーボードに対する機能性の特化、〈ホワイトマウンテニアリング〉はハイファッション、といった感じです。ネタ集めについては、古着だけでなく、プログレッシブなアウトドアウェアなどが多い。それに、コラボレーションの結果、互いにフィードバックしあえるメリットもあります。例えばバブアーだと、ニューキャッスルの本社に膨大なアーカイヴがあって、1日、2日と見ていられる。これは歴史あるブランドと仕事ができている役得ですね」

あまり知られていないが、相澤は〈コム デ ギャルソン〉で5年、渡辺淳弥のもとで働いている。その影響も少なくないはずだ。

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最終更新:10/1(土) 18:00

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