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ポケモンGOよりVR 「位置ゲー」先駆者が目指すものとは コロプラ馬場社長

NIKKEI STYLE 10/2(日) 7:00配信

 世界を席巻したスマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO」。しかし、2003年に全地球測位システム(GPS)を活用した位置情報ゲーム(位置ゲー)の先駆は日本にある。コロプラは、世界で初めての位置ゲー「コロニーな生活」を開発、多くの利用者を獲得したが、今では海外で別の顔を持つ。仮想現実(VR)に関することならあらゆる技術に投資するファンドとしての顔だ。世界に目を向ける馬場功淳社長は、ポケモンGOの隆盛を見て、今後の戦略をどのように描いているのか。

■「位置ゲー」の持つ危険性

 ――2003年に提供を始めた「コロニーな生活」は位置ゲーの先駆的存在です。爆発的にヒットしたポケモンGOをどのように見ていますか。
 「位置ゲーというジャンルのゲーム、それは確かに我々が世界で最初にやったものです。ポケモンGO以前で、経済規模的にも一番だったと思う。それが日本で生まれた理由は、インフラの問題です。当時、日本では従来型携帯電話(ガラケー)が流行し、モバイルの先進国でした。GPS情報が取れる端末は日本にしかなくて、このジャンルが生まれたのは必然だったと思います。しかし、スマホが登場しました。高性能で、地図が見られるのというは一番の訴求ポイントでした。そこからエンタメ、ゲームに応用したいという考え方は自然に発生したのだろうと思います。もともとポケモンGOを開発したジョン・ハンケ氏は米グーグルで地図を開発していた人でした。お会いしたこともありますが、彼はうちのサービスを知りませんでした。昔、意見交換したこともあります」
 「私はポケモンGOの構想も知りませんでしたが、半年か1年前に発表があったとき、なるほどな、と思いました。リアルタイムで位置情報を取得できるなんて画期的です。そこに世界的なIP(知的財産)であるポケモンを使った。しかも、ポケモンは町でモンスターを捕まえるゲームなので、すごいところにいったな、と」
 ――ポケモンGOのようなものをつくる発想は馬場さんにはなかったのですか。
 「もちろんありました。ただ、位置ゲーをすでにやっていたからだと思いますが、位置ゲーの危うさを理解していた分だけ、有名なキャラクターでやる怖さはありました。つくり方によっては、今話題になっているように町中での事故など、いろんな問題が起きるんだろうな、と。また、我々にはグローバルに展開するノウハウがありません。ポケモンについては、彼らがやった方がよかったと思いますね」

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最終更新:10/2(日) 7:00

NIKKEI STYLE

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