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東北観光へ訪日客呼び込め 民間連合で観光事業一手に

NIKKEI STYLE 10/2(日) 7:00配信

 東北に国内外から観光客を呼び込む戦略を一体的に企画・実行する民間のスペシャリスト集団が立ち上がる。6県で観光に携わる企業が集まり、一般社団法人「東北DMO推進連合」を年内に設立。行政や他の民間企業が実施する観光事業を一手に引き受け、ツアー造成から通訳や土産品の開発、ガイド育成など幅広い事業に対応する。
 東北DMO推進連合はツアー企画会社の「たびすけ合同会社西谷」(青森県弘前市)を筆頭に15社で発足。外国人向け観光事業を手掛けるVISIT東北(仙台市)、地域の観光戦略を担う観光地経営組織(DMO)のアトラク東北(同)や侍(宮城県丸森町)、外国人集客コンサルティングのライフブリッジ(仙台市)、仙台中央タクシー(同)などが名を連ねる。
 たびすけ合同会社西谷やアトラク東北など、東北各地の人々の食や暮らしを直接体験できるツアーを企画する会社が参加することで、東北ならではの魅力を国内外に積極的に発信する。
 地域のブランディング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用したメディア事業、ゲストハウスの運営なども柱となる。
 東北の自治体から観光事業を東北DMO推進連合が受注し、連合のメンバー企業に細かな仕事を振り分ける仕組み。旅行会社や広告代理店、地域の観光協会からの事業の下請けも目指す。事業費の一部は連合内に残し、ツアー造成やセミナーなど連合が自主事業をする費用にあてる。
 国や東北観光推進機構など、東北6県全体で観光客を呼び込む事業を担う組織からの受注も目指す。6県各地の事業者が集まることで、東北地域全体で観光客を呼び込む戦略を実行に移すことができる。
 地域に観光客を呼び込むための総合的な事業を提案。例えばツアーガイドの育成と土産品の開発に加え、ガイドの予約と土産品の購入ができるウェブサイトの運営といった具合に、単独の企業では難しい事業も提案・受注する。
 実際に活動を始めるのは2017年4月ごろの予定。行政から1件あたり数千万円規模の観光事業を年間数件引き受けることを目指す。
[日本経済新聞2016年8月31日付朝刊]

最終更新:10/2(日) 7:00

NIKKEI STYLE

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