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水の色が変わるのは天変地異の前触れ!? 塩釜にある日本三奇のひとつの神社

BEST TIMES 10/2(日) 11:00配信

天変地異の前触れといわれるものには、さまざまなものがある。地震の前触れとして知られているのは、ナマズが暴れるなど動物の異常な行動がある。

しかし、なかには神がかり的なものもあり、あながち疑うことができないのだ。今回は、2011年3月11日の午後に発生した東北地方を中心とする東日本を、恐怖と混乱に陥れた東日本大震災を予知したとされるものを紹介する。

 

宮城県塩釜市。生マグロの水揚げや、寿司屋の密集度が高いことで知られるこの街に、陸奥国一宮・鹽竈神社の境外末社となる御釜神社がある。

天逆鉾(宮崎県高原町、高千穂峰山頂)、石の宝殿(兵庫県高砂市、生石神社)とともに「日本三奇」に数えられるこの神社の境内には、塩竈市・鹽竈神社の名の由来となった塩釜(四口の神釜)が奉安されている。四口の神釜は塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)が製塩に用いたものという伝承があり、元々は七口あったのだが三口は長い歴史の中で盗難にあい、今の四口になったともいわれる。

また、神釜の水は溢れることも涸れることもないといわれ、これまでにどのような干ばつが続いたときにも、あるいは台風が来たときにも変化はなかったという。かねてより国を揺るがすような天変地異の前には、赤褐色のような色をしたこの神釜の水が透き通ると伝わっている。江戸時代には、この水の色が変化したら、必ず藩に報告する義務もあったといわれているのだ。『塩竈町方留書』によれば、少なくとも寛永13(1636)年からト占が行われ、その後も竈の水の変色は何度もあったあったされる。仙台藩主の伊達政宗が没するときにも、同じように水の色は変化したと記録されているのだ。

2011年3月11日の午後に発生した東日本大震災の日も、朝の8時頃に神社の方が覗いたところ、水が透き通っていたというのだ。その日の午後には、あの未曽有の大震災が発生し、数多くの人々がその犠牲となってしまった。

なぜ、水の色が変化するのか、その原因は解明されているわけではない。また、神域ということでもあり、今後もそうした調査がされることもないのだろう。ただ、過去の天変地異や吉兆事のときには、水の色が変化してきたという歴史を見たとき、いたずらに「迷信」という一言では片づけられない現象のようにも思えてならない。神社という性格上、この神釜について大々的に宣伝されることはこれからもないだろう。しかし、この地を訪れることがあったときには、一度は立ち寄ってみたいスポットのひとつには間違いない。

文/OFFICE-SANGA

最終更新:10/2(日) 11:00

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