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由伸巨人1年目の誤算と収穫。タイトルホルダー4人輩出も、戦力全体の底上げは急務

ベースボールチャンネル 10/2(日) 12:20配信

ベテラン組が奮起、坂本初の首位打者

71勝69敗3分けで2位確保。
……と言えば聞こえはいいが、1位広島と「17.5ゲーム差」という屈辱的な大差をつけられて由伸巨人1年目のペナントは終わった。
今回は収穫と誤算、そして明らかな課題も見えた巨人の2016年シーズンを振り返ってみよう。

まず昨季はリーグ最低のチーム打率.243、20本塁打以上の打者0名は55年ぶりと歴史的貧打に泣いた打線だが、今季はベテラン勢が復活し、なによりここ数年停滞気味だった坂本勇人が、初の首位打者を獲得するキャリア最高の1年を過ごした。

坂本勇人 137試 打率.344 23本 75点 OPS.988
(15年 130試 打率.269 12本 68点 OPS.754)
村田修一 143試 打率.302 25本 81点 OPS.858
(15年 103試 打率.236 12本 39点 OPS.683)
阿部慎之助 91試 打率.310 12本 52点 OPS.850
(15年 111試 打率.242 15本 47点 OPS.784)
長野久義 143試 打率.283 11本 42点 OPS.729
(15年 130試 打率.251 15本 52点 OPS.725)
※()内は前年成績

前年度と比較すると、それぞれ飛躍的に成績を伸ばしているのが分かる。
主軸を打つ彼らが復活し、昨季はほとんど戦力にならなかった助っ人野手も今季はギャレットが24本塁打、68打点とそれなりの結果を残した。
しかし、見方を変えれば主力選手が皆「これ以上望むのは酷」というレベルの数字を残しながらも、広島と大差をつけられてしまったわけだ。
うまい選手より強い選手を……と思わず言いたくなる亀井善行、片岡治大、クルーズらの働き盛りの中堅組が度重なる故障で長期戦線離脱。
若手選手もレギュラーを掴んだのは3年目の小林誠司のみ。
昨季ブレイクした立岡宗一郎は怪我に苦しみ、90年組の大田泰示や橋本到も伸び悩み、キャンプで期待された2年目の岡本和真は阿部と村田が好調で1軍出場はわずか3試合に終わった。
原巨人時代は圧倒的な選手層を生かしたベンチワークが強みだったが、高橋由伸、井端弘和、金城龍彦といった勝負強いベテラン陣が一気にいなくなり、今季の代打率.170は12球団ワーストである。

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最終更新:10/2(日) 12:20

ベースボールチャンネル

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