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全米ベスト4は錦織だけじゃない。テニスの新星・綿貫陽介とは何者か

webスポルティーバ 10/2(日) 9:10配信

 今年の全米オープンテニスで、「錦織圭とともにベスト4に進出した日本人選手」として名を広めた選手がいる。ジュニア部門で準決勝進出を果たした綿貫陽介だ。

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 綿貫は今年プロに転向したばかりの18歳。3人兄弟の末っ子で、いち早くプロとなった2人の兄とともに、幼い頃からテニス漬けの日々を送った。昨年から、国内、海外のジュニア大会でコンスタントに好成績を残しはじめ、今年からはシニアの大会にも参戦。大きな飛躍を見せ、ジュニア世界ランキングは一時、2位まで上昇した。

 プロ転向の際、サッカー日本代表・本田圭佑のマネジメント事務所であるHONDA ESTILOと契約を締結したことも話題となったが、その注目度は全米オープン後に急上昇。9月24日にウィンザーラケットショップ(東京・渋谷) で行なわれたトークイベントには、多くの報道陣が詰めかけた。

 集まったファンに拍手で迎えられ、やや緊張気味にマイクを持つ姿は初々しい。司会者とのやりとりで時折見せる笑顔にはまだ少年の面影さえ残る。しかし、快挙ともいえる全米オープンベスト4の結果について質問されると、表情を引き締め、「残念でした」と切り出した。

「ジュニアの大会に出るのは今年で最後なので、何としても優勝したかったです。ジュニアグランドスラムのタイトルを1つは取りたかったですね。僕は、『今まで日本人選手が実現できなかったことを成し遂げたい』という思いがモチベーションになっています。何年後になるかはわかりませんが、トッププロが集まるグランドスラムで優勝したいですね」

 錦織圭も成し遂げていない大きな目標を掲げる綿貫。JITC(自由が丘インターナショナルテニスカレッジ)とグローバルプロテニスアカデミー(埼玉)を拠点に磨き上げた武器は、本人が「210kmくらい出ます」と語るサーブと、力みのないフォームで左右に打ち分ける正確なストロークだ。181cmと日本人としては長身ながら、コート深くから粘り強くボールを返すスタイルを信条としている。

「海外に行くと、僕くらいの身長の選手はたくさんいます。むしろ小柄といっていいかもしれません。特にシニアの大会ではパワーがある選手が多いので、僕もボールを必死に追わなければ勝機はありませんから」

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最終更新:10/3(月) 15:01

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