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日本初!国家戦略特区を活用した「古民家ホテル」が注目を集める理由

ライフハッカー[日本版] 10/2(日) 22:10配信

少子高齢化が進む日本。過疎化が進む地方では、人が住まなくなって何十年も経つような「空き家」が多く見つかります。

兵庫県の篠山もそんな空き家が多い地域の1つ。古来、京都への交通の要として栄えたこの街には、京文化の趣を残した街並みなど、歴史ある建物がたくさん残っています。

そんな篠山で、民間と地域住民が主体となって歴史的な建物を活用する、新しい取り組みが始まっていました。

今回、ライフハッカー編集部では、篠山市内にある古民家の宿泊施設を見学するプレスツアーに参加し、現地の様子を見てきました。

歴史のある古民家を宿泊施設として活用

兵庫県篠山市に拠点を置く一般社団法人「NOTE(ノオト)」は、過疎地域の雇用創出や活性化を目指して、古民家といった歴史的な建物をこれまで60棟以上もリノベーションしてきました。

今回見学した集落丸山の古民家もその1つで、築150年を超える古民家を改装し、宿泊施設として再生しました。

改装といっても、完全に新しい施設に作り変えてしまうわけではなく、むき出しの土壁、土間、竈(かまど)など、古民家に見られる独特な作りはなるべく残しつつリノベーションされています。

地域経済への還元と国家戦略特区

興味深いのは、このいわゆる「古民家ホテル」の運営にあたって、地域住民の協力が必要不可欠であるという点です。特に、今回訪れた集落丸山の場合、もともと限界集落として過疎化が進んでいる地域であり、古民家ホテルを運営する人材を集めたりするうえでも課題がありました。

集落丸山の場合、ノオトと地域住民が共同で古民家ホテルを管理・運営しており、地域の雇用にも貢献しています。

また、ノオトの事業は国からも認められており、2015年には篠山市が国家戦略特区に指定され、「歴史的建築物等に関する旅館業法の特例」が認められることになりました。

特例の内容は、旅館業法やそれに伴う建築基準法などを規制緩和し、古民家を宿泊施設として活用することはもちろん、「24時間待機のフロント設置」といった義務も除外されることになりました。

特に、フロントの設置については、集落丸山のような過疎地域で24時間待機のフロントを設置するのはスタッフ・人件費の面で人材確保ができないという課題が出てきます。

特区が認められたことで、運営する住民の負担も減るといったメリットがあります。

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最終更新:10/2(日) 22:10

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