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野口強×佐々木一也、デニムの館はいかにつくられたか。

Casa BRUTUS.com 10/2(日) 15:00配信

野口強さんが手がけるデニムブランドの旗艦店がオープン。内装を手がけた佐々木一也さんと、店づくりについて語ってくれました。

野口強さんがディレクションする、生地や縫製に徹底的にこだわったデニムブランド〈MINEDENIM〉。その旗艦店〈MINED〉が神宮前にオープン。内装を担当したのは、本誌昨年11月号で自邸の模様替え過程を披露してくれた佐々木一也さん。お二人に店づくりのこだわりを伺いました。

そもそもお二人の出会いは?

野口 〈NUMBER(N)INE〉最初のコレクションのころ(2000年)だよね。

佐々木 当時僕は〈EXIT METAL WORK SUPPLY〉という内装チームの下っ端で、〈NUMBER(N)INE〉のアトリエの改装をお手伝いさせていただいていました。

〈クアドロフェニア〉(野口さんがプロデュースし、08年に阪急メンズ大阪につくられたショップ)で野口さんは佐々木さんを早くも抜擢されていますね。

佐々木 錚々たる方々との仕事だったので、胃に穴が開くかと……。

これまで、そして今回と、野口さんが佐々木さんにお仕事を依頼する理由は?

野口 うーん、自分たちの世界観をわかってくれていて、こちらの抽象的な発注(笑)に応えてくれるのは、佐々木くんしかいないかなあって。

今回ローンチした〈MINEDENIM〉のこだわりは?

野口 岡山にある自社工場で、オリジナルの生地の開発にも力を入れています。

目指すお店は?

野口 ずばり「大人のジーンズメイト」。いずれは他ブランドも口説いてデニム専用のセレクトショップにしたいなと。

2階は紹介制のオーダーサロンとのことですが?

野口 例えばサッカー選手みたいに腰やももは極端に太くて膝から下はスリムな人にも、自分の体型にあったものをはいてほしいなって。縫製や生地にこだわった、自分だけの快適なデニムが作れます。

ビスポークのジーンズは岡山で縫製されるんですか?

野口 基本的には、このビル内で採寸からパーツ選び、縫製まで完結するようにしています。完成までは2週間ほどかな。ダメージ加工をしたければ岡山に送るので、もう少し時間がかかるけど。

佐々木さんへのオーダーは?

野口 デニムの店で工場っぽさを全面に出すのは今さら感もあったし、まずは商品がよく見えるよう、白壁で極力シンプルに。特に床には力を入れたいと思っていてね。

なぜ床にこだわりを?

野口 天井が低く変形だから、視線を下に持っていきたいと思って。

佐々木 床の寄せ木細工は、デニムのポケットがモチーフです。

外観もかなりミニマムですね。

野口 佐々木くんはいろいろ考えてくれたけど、最終的には何もないほうが、かえって目立つかなと。

佐々木 ここまでの引き算は初めてかもしれません(笑)。

2階の棚はウッディーですね。

佐々木 木の温もりのおかげで、要所に配したインダストリアルな什器が引き立っていると思います。テーブルや棚は古材を使い、綺麗になりすぎないようにしました。

佐々木さんに内装をお願いしたのはいつごろから?

野口 今年2月くらいに相談して、5月にほぼ完成。予算も工期も厳しい中、よくやってくれたと思うよ。

そんな短期間、低予算だったとは思えない仕上がりですね!

佐々木 それが僕の仕事ですから(笑)。

〈MINED(マインド)〉

1階にはオリジナルブランド〈MINEDENIM〉のデニムが並ぶ。2階は紹介制のオーダーサロン。パタンナーや縫製職人が常駐。
東京都渋谷区神宮前2-5-8 TEL 03 6721 0757。12時~20時。不定休。

photo_Tetsuya Ito text_Housekeeper

最終更新:10/2(日) 15:00

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