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子どもが「逆上がりができた」と言ってきたら何と声をかけるのがいい? 男の子の将来が決まる、10歳までの「言葉がけ」

ダ・ヴィンチニュース 10/2(日) 9:00配信

 「自分らしく人生を切り開いていける男の子」に育てるために、母親は息子とどう関わっていくべきなのだろう。2016年9月23日(金)、親子の理想の関わり方を紹介する『男の子の将来が決まる! 10歳までの「言葉がけ」』が発売された。

 著者は子育ての悩みがきっかけで心理学を学び始め、現在は年間1,000時間以上のカウンセリングと心理カウンセラーの育成を行ってきた。同書では今話題のアドラー心理学が提唱する「勇気づけ」と、アメリカで大成功を収めた3人のセラピストの手法をもとに編み出された「NLP(神経言語プログラミング)」のテクニックを基盤として、「自分らしく人生を切り開いていける男の子」に育てるための、親子の理想の関わり方を紹介している。

 例えば、「子供がたまに学校に遅刻する」というケースでは、親はどんな対応をするべきなのだろう。この場合、熱心に子供のことを考える向上心のあるお母さんほど、「親のしつけができていないからでは?」と考え、車で送ってあげるなどの行動をしがちだ。

 しかし実は、そうした行動が子供の自立を阻んでしまう。もちろん「遅刻は正しいことではない」という知識を子供に教えることは必要だ。しかし、それを知っているのに遅刻するようなら、子供に任せて放っておくほうがいい。遅刻をし続けていれば、いずれこの先、遅刻をしたために手に入れられないものが出てくる。親は、子供がそれを経験して自ら学ぶまで、待っているべきなのだ。

 このようなケースのほかにも、男の子が生活の中で自然と自立心や責任感、課題解決の勇気を育んでいける、お母さんの行動指針が豊富に語られている。

 オーストリアの心理学者アドラー博士が名付けた「ライフスタイル」という概念は、「自分を能力がある人だと認識できるかどうか」「社会は自分にとって友好的であると思えるかどうか」という、“各自の心の中にある物事の捉え方の基盤”を指している。

 このライフスタイルは、10歳くらいまでにできあがると言われ、それまでにお母さんから叱られてばかりいると、男の子の心には、「お母さんに認めてもらえない自分はダメな存在だ」という思いがしみついてしまう。

 男の子の子育てで最初にすべきことは、子どもが「ありのままの自分を認める」ことができ、「自分には、己の人生を自分の力で解決できる能力がある」「他の人々は、自分の仲間である」という肯定的なライフスタイルを持てるように関わることだ。そのためにはまず、「お母さん自身が肯定的なライフスタイルを持つ」ことがとても大切。この本には子育てを通してそれを身につける術が書かれている。

「今日、ぼく、初めて逆上がりができたんだよ!」と子どもが言ってきたら…?
つい言いがちな「よかったわね! すごいじゃない」は、子どもにとっては「できたからすごい」ということであり、「できなかったらすごくない」というメッセージに。
⇒「ずいぶん嬉しそうね。何か工夫したの?」と返すと「できたあなたも、できなかったあなたも、同じように受け止めるよ」というメッセージになり、子どもに勇気を与える言葉がけになる!

朝妻秀子(あさづま・ひでこ)
1959年東京都生まれ。大妻女子大学短期大学部卒業。メーカー勤務後、結婚を機に退職。専業主婦として家事・育児に専念するも、子育ての悩みがきっかけで38歳にして心理学を学び始める。2007年に独立し、株式会社東京・ビジネス・ラボラトリーを設立。心理カウンセリング、心理カウンセラー育成、心理学セミナーなどを行う。自らの子育て経験と、年間1,000時間以上の臨床実績に裏付けられたカウンセリングは、リピート率99%。多くの親子、家庭を問題解決へと導いてきた。著書に『子どもが本当は欲しがっている お母さんの言葉』他がある。

※掲載内容は変更になる場合があります。

最終更新:10/2(日) 9:00

ダ・ヴィンチニュース

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