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豊洲再検証チームのトップになった「脱原発官僚」

デイリー新潮 10/2(日) 12:01配信

「盛り土問題」の徹底解明のため、「市場問題プロジェクトチーム」座長に就任したのが青山学院大の小島敏郎教授である。霞が関関係者に、その人となりを聞くと、

「小島さんは08年の洞爺湖サミットで、日本側の代表として環境問題交渉を担当しました。環境省では、ナンバー2の地球環境審議官までのぼり詰めたキャリア官僚として知られています。小池さんは小泉政権で環境大臣を務めましたが、このとき彼女の腹心だったのが小島さんなのです」

 小島氏は、小池都政発足後に立ち上げられた「都政改革本部」で豊洲担当の特別顧問に就任していた。今度は社会部デスクが後を受ける。

「彼は当選前から内々に豊洲に関するデータを取り寄せるなどし、移転延期を進言していたようです」

 このほど再検証チームのトップに収まったのも、むべなるかな。

「彼は洞爺湖サミット閉幕後に環境省を退官しています。そして『3・11』後は、いわゆる『脱原発の闘士』として、積極的に活動してきたのです」(同)

 例えば、12年7月29日に国会前で行われた「脱原発国会大包囲」では、山本太郎参院議員の後に登壇、

〈原子力村の村長さんとその仲間が原子力規制委員会です〉

〈原子力村の人事をやめさせよう〉

 などと宣(のたも)うている。

 哲学者の適菜収氏は、

「過去の小島さんの言動を見ると、その時々で都合の良い論理を振りかざし、不安を煽っているように映ります。劇場型パフォーマンスそのものですね」

 と撥ねつける。移転の当否の鍵は、各種判断が科学的事実に基づくか否かを精査することに尽きる。そこに劇場型など、そぐわないのは言うまでもない。

「特集 地下に溜まった怪しい強アルカリ水! ピラミッドより謎多き豊洲の巨大建造物! 意味不明が多すぎる『豊洲のパンドラ』20の疑問」より

「週刊新潮」2016年9月29日号 掲載

新潮社

最終更新:10/4(火) 11:42

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