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ポルシェがスバルの縄張りに進出!? “スバルのドコドコ音”がする新型ボクスターはありなのか?

週刊SPA! 10/2(日) 9:10配信

 ポルシェとスバルの共通点といえば水平対向エンジン。とはいえ、これまでは同じ水平対向エンジンでも、ポルシェは6気筒、スバルは4気筒だったわけですが、新型ボクスターは4気筒ターボ。ポルシェがスバルの縄張りに進出してきました。4気筒のポルシェはありなのか? 自動車雑誌張りに議論を尽くした結果をご報告いたします!

⇒【写真】ポルシェ718ボクスター

MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi

池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆ポルシェがスバルの縄張りに降臨!?

 ポルシェといえば水平対向6気筒エンジン、いわゆるフラット6を積むのが王道であり絶対的価値である! なんてことは、SPA!読者のみなさまはサッパリご存じなかろうが、常識なので知っておくように。

 ところがこのたび、その常識の一角が崩れた!

 ポルシェの廉価版スポーツカーとして、20年前の誕生時より大ヒットを続けているボクスターのエンジンが、フラット6からフラット4ターボに変更され、車名も718ボクスターに生まれ変わったのだ!

 フラット4ターボといえば、オタク的ファンを多く持つスバルの独壇場だが、ポルシェがスバルの縄張りに降臨するとはまさに衝撃。下剋上の反対、“上剋下”とでも言おうか!?

 しかもそのフラット4ターボ、排気の取り回しが不等長(長さが異なる)のため、ドコドコドコという昔のスバルっぽい音がするという噂である! これはぜひとも確かめなくてはと不肖MJブロンディ、スバルオタク(スバリスト)のマリオ高野をともない、718ボクスターとスバルWRX STIを駆って箱根に乗り込んだ。

MJ:マリオよ。718ボクスターはどうだ!

マリオ:昔の不等長排気サウンドへの未練をいまだ断ち切れない守旧派のスバリストとして、悶絶しつつ感涙にむせびました!

MJ:うむ。実は私もかつてのスバルのドコドコサウンドが好きであった。よってポルシェの新型フラット4エンジンは素晴らしい!

マリオ:愛するスバルと憧れのポルシェが同類となるのは、全面的に賛成であります!

MJ:しかし旧来のポルシェファンはこれを堕落と捉え、批判する向きもあるようだ。

マリオ:ポルシェの本丸たる911は、伝統的にフラット6を搭載しておりますが、ボクスターまでもがそれに倣う必要はないかと存じます!

MJ:なるほど!

マリオ:ポルシェのフラット4ターボサウンドを聴いていると、往年のスバルサウンドを高度に洗練させたらこうなるはず!と確信しました。ブチ回したときに聴こえてくる甲高い金属音はいかにもポルシェらしく、スバルエンジンの理想像が見えた思いであります!

MJ:うむ。やはりポルシェはフラット4ターボとなってもレスポンスのシャープさが半端ではないな! 300馬力とは思えぬ鋭い加速は、スポーツカーの理想!

マリオ:オープンでありながら金庫のようなボディ剛性感も、さすがポルシェであります!

MJ:これ以上速いスポーツカーはいらぬな!

マリオ:必要ないであります!

MJ:ところで、なぜポルシェはフラット6からフラット4ターボに変更したのか、その理由を述べよ!

マリオ:主な理由は、燃費であります! 約3割も改善され、同時にパワーも向上しております!

MJ:一石二鳥だな!

マリオ:しかし、その代償としてフラット6の緻密なフィーリングが失われたであります!

MJ:それが欲しくば中古車を買えばよい。718ボクスターは燃費とパワー、そしてスバルのドコドコサウンドを手に入れた。十分すぎる戦果であろう!

マリオ:エンジンの軽量化によって、旋回時のリヤまわりの軽さも際立つようになったであります!

MJ:鬼のように曲がるな!

マリオ:さすがミッドシップ。フロントエンジン車のみのスバルとしては羨ましいであります!

MJ:正直、ポルシェがスバルサウンドを発しているのに、現在のスバル車がドコドコ言わぬのは猛烈に物足りなく感じるのだが。

マリオ:洗練度は向上しております。

MJ:洗練など捨て、スバルもドコドコに回帰するよう進言しておくように!

マリオ:百瀬晋六さま(※)の墓前で祈願します!

【結論】

ポルシェらしい高精度感に水平対向4気筒のワイルド感が加わった718ボクスターは、スバリストに限らず誰もが納得する出来である!フロントマスクがトヨタMR-Sに似ている点だけが残念。改善を望む!

※百瀬晋六はスバル360などを開発した伝説的技術者

日刊SPA!

最終更新:10/2(日) 9:10

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