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ランドローバーの武闘派SUV──ディスカバリーがフルモデルチェンジ

GQ JAPAN 10/3(月) 22:11配信

ランドローバーの新型モデル「ディスカバリー」が、9月28日夜(日本時間9月29日朝)、パリ・サロンのプレビューイベントでワールドプレミアを果たした。

1989年に初代が登場して以来、今回のフルモデルチェンジで第5世代となるディスカバリーは、2014年のニューヨークショーで発表されたコンセプトカー「ディスカバリー ヴィジョン コンセプト」の生産モデルというべき一台。

これまでの歴代ディスカバリーが、あえて武骨さを強調した感のあるスクウェアなボディデザインだったのに対して、新型ディスカバリーでは2014年9月のフランクフルトショーで先行デビューした派出モデル「ディスカバリー スポーツ」と同様、ランドローバー最新のデザイン言語を反映させたスタイリッシュなものとなった。

従来型と同じく、7名の乗車を可能とする新型ディスカバリーのボディサイズは、全長4970mm × 全幅(ドアミラー含む)2220mm × 全高1846mm、ホイールベースは2922mmと、現行モデル(全長4850mm × 全幅1920mm × 全高1890mm、ホイールベース2885mm)からすると、かなりの大型化が図られた。

もちろん、その豊かなサイズを生かして3列シート7名の乗員が快適に移動できる空間を誇るが、その一方で軽量なアルミニウム合金製ストラクチャーの採用などによって最大480kgの軽量化に成功している。

5代目ディスカバリーのパワーユニットで主流となるのは、「インジニウム」と名付けられた2リッターの直列4気筒ターボディーゼルだ。180psの「Td4」と、ツインターボで240ps/500Nmのパワー/トルクを発生する「Sd4」の2種が設定される。また258ps/600NmをマークするV6 3リッターのターボディーゼルも設定。さらに340ps/450NmのV6ガソリンターボも、最高性能バージョンとして設定されることになっている。

もちろんランドローバーの身上である、優れたオフロードでのパフォーマンスも継承されたことから「King of the Hill」を自ら堂々と掲げる。さらに、クラス最高となる3500kgの牽引能力から「Towing King」も自認するなど、たとえSUV色の強いスタイリッシュなデザインとなろうとも、ディスカバリー27年の伝統は間違いなく息づいているようだ。

1970年、ある意味スピンオフ的な高級モデルとして登場したもうひとつのブランド「レンジローバー」が、今や「イヴォーク」と「スポーツ」そして元祖「レンジローバー」の3本立てとなり、しかもそれぞれ成功を収めている中、もともとの本流である「ランドローバー」ブランドが今後もメインストリームであり続けられるかどうかは、ランドローバー社が「かつてない多用途性と卓越した能力を追求した」とアピールする新型ディスカバリーの成功に懸かっているとも言える。

正式なデリバリー開始は、2017年春以降を予定している。

文・武田公実

最終更新:10/3(月) 22:11

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