ここから本文です

第1シードの錦織圭。楽天オープンを制してロンドンへの切符をつかむ

webスポルティーバ 10/3(月) 15:07配信

 錦織圭(ATPランキング5位、9月26日付け)が、日本唯一のATPワールドテニスツアー公式戦・楽天ジャパンオープンに、今年も帰ってくる。2012年、2014年に続く3回目の優勝を目指す錦織は、母国開催の大会への思いを次のように語る。

【写真】今季3度目のジョコビッチ戦で攻略のヒントを掴んだ錦織圭

「特に最初の優勝の時は、すごく自分を成長させてくれたと感じた。精神的に、日本でやるというプレッシャーの中で打ち勝って優勝できた。地元でやれるうれしさがあったり、待ってくれていたファンがたくさんいたり、日本ならではの環境なので、自分の存在をしっかり示せるようにプレーしたい」

 夏のハードコートシーズンは超過密スケジュールだったにもかかわらず、錦織はリオ五輪で初めて銅メダルを獲得し、96年ぶりに日本男子テニス選手としてメダルを持ち帰った。さらに、夏のピークに見据えていたUS(全米)オープンではベスト4に入り、全グランドスラムを通じても2年ぶりの準決勝進出となって、トッププレーヤーとしての意地を見せた。

「欲を言えば、もうちょっと他のグランドスラムでも、ベスト4や決勝に行けるぐらい頑張りたかった。USオープンであれだけいいテニスができてベスト4まで行けたので、徐々にレベルアップはしているなと感じる」

 9月中旬の男子テニス国別対抗戦・デビスカップ終了後、つかの間の休養を取り、疲労の回復を図りながら、9月29日まではトレーニング中心のメニューで、かなり自分を追い込んで体づくりをしたという。

「疲れはどうしても溜まっていました。アメリカにいる方が気はラクですし、休まる気持ちはあったけど、日本でしっかり休養を取った。精神的にはリフレッシュできた。今週しっかり練習して、いいトレーニングもできた。必然的に体も強くなっていると思います」

 当初ジャパンオープンで、錦織にとって一番の強敵になるはずだったディフェンディングチャンピオンのスタン・ワウリンカ(3位、スイス)は、大会直前に背中のケガで急きょ出場を取りやめた。さらに、今まで錦織が一度も勝てていないファン マルチン・デルポトロ(64位、アルゼンチン)は、ワイルドカード(大会推薦枠)を受けて出場予定だったが、体調不良でキャンセルとなった。

「デルポがいないのはちょっと助かりましたけど」と錦織が思わず表情を崩す場面も見られたが、ATPツアーのグレード500の大会だけあって、ガエル・モンフィス(8位、フランス)、トーマス・ベルディヒ(9位、チェコ)、マリン・チリッチ(11位、クロアチア)、ダビド・ゴフィン(14位、ベルギー)、ニック・キリオス(15位、オーストラリア)など、今シーズン好調な選手達が東京に集う。

「やっぱり500になると、トップ10、20、30の選手ばかりなので、1回戦からタフなドローになることもあり、タフな大会には変わりない。250の大会より緊張感があって、決勝まで先を見て戦うというのはなかなか難しいので、1試合ずつ戦いたい」(錦織)

 初戦はニコラス・アルマグロ(48位、スペイン)に決まった。その後の対戦相手をランク順で想定すると、2回戦でマルティン・クリザン(33位、ロシア)、準々決勝で第5シードのゴフィン、準決勝で第4シードのチリッチと当たる。

1/2ページ

最終更新:10/3(月) 15:07

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。