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4回転フリップ成功の宇野昌磨。 過酷な特訓で「次のステップ」も狙う

webスポルティーバ 10/3(月) 19:51配信

 フィギュアスケートのジャパンオープンは、宇野昌磨、宮原知子らを擁した日本が2年連続8度目の優勝を飾った。今季は2018年平昌五輪のプレシーズン。この大会の前に行なわれた国際B級大会に出場してきた日本勢の仕上がりは上々のようだ。

【写真】 オータムクラシックで4回転ループを成功させた羽生結弦

 シニア参戦2季目となる宇野は、まだ完璧には習得していない4回転フリップを国内で初めて成功させた。宇野はすでに昨季の最終戦となった4月のチームチャレンジカップで、国際スケート連盟の公認大会では世界で初めてこの4回転フリップを成功させている。この偉業は世界ギネス記録にも認定され、宇野にとって2種類目の4回転ジャンプが今季の戦いの中で大きな武器となることは間違いない。

「昨年の大会同様に、いい演技をして優勝できて嬉しい。4回転フリップの成功は嬉しい以上にホッとした気持ちです。今季はたくさんの試合で1回でも多く(4回転フリップを)成功させられるように練習でしっかり取り組みたい。ギネスの記録に残れて嬉しいです。今後は記憶にも残れる選手になれるように頑張っていきます」

 フリー『ブエノスアイレス午前零時』の冒頭で跳んだ4回転フリップは見事なジャンプだった。回転速度もキレも申し分なし。GOE(出来栄え点)で2点の加点がついたほどだ。

 2つ目の4回転トーループでは転倒してしまったが、その後に跳んだすべてのジャンプでGOE加点がつく質の高さを見せつけた。技術点で109.55点をマークするなど、非公認ながら自己ベストを上回る198.55点を叩き出して、世界王者ハビエル・フェルナンデスに6.35点差をつけて男子トップに立った。

「練習よりも悪かったわけでも練習以上でもなかった出来でした。4回転トーループの失敗はありましたが、ちゃんと回った転倒だったので今後につながるミスです。4回転フリップはいいジャンプができて成功することができました。曲の最後までジャンプがきれいに跳べたことはよかったですが、プログラム後半のつなぎがジャンプ、ジャンプだけになってしまい、つなぎの表現力が少なかったと感じました。ジャンプができてきたので、次のステップに入っていきたいです」

 今夏は米国シカゴで約2週間の強化合宿を行ない、自分の限界の幅を広げる練習に取り組んできた。体力をつけるとともに、ジャンプ強化の一環として4回転トーループだけでフリープログラムの通し練習を繰り返した。過酷なトレーニングを耐え抜いて心身ともにレベルアップを図ったことが、実戦での成果に繋がっていることが分かる戦いぶりだ。

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最終更新:10/4(火) 0:06

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