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ミランの18歳司令塔が衝撃弾! 今夏アーセナルも狙った逸材が初ゴールに歓喜の涙

Football ZONE web 10/3(月) 17:50配信

昨季デビューしたロカテッリが、サッスオーロ戦で豪快な同点弾を叩き込む

 ACミランは現地時間2日にサッスオーロと本拠地サンシーロで対戦し、後半11分までに1-3と2点のビハインドを背負ったものの、そこから3点を奪い4-3の逆転勝利を収めた。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、途中出場から3-3の同点ゴールを決めた18歳の新鋭MFマヌエル・ロカテッリを「アーセナルへの『ノー』からサッスオーロ戦のマジックへ」と特集している。

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 ミランの地元であるロンバルディア州にあるレッコ出身のロカテッリは、ミランユースで育ち昨季トップデビューを果たした。このサッスオーロ戦がセリエAでは6試合目の出場だが、嬉しい初ゴールとなった。後半28分、ミランのCKから相手がクリアしたボールに走り込むと、ペナルティーエリア外から迷わずに左足を振り抜き、強烈なシュートがゴールネットを揺らした。

「レッコ出身の彼は、プレーへのビジョンを持つアンドレア・ピルロをモデルにしたようなプレーヤーだ。この夏にアーセナルは彼を獲得しようとしたが、アドリアーノ・ガリアーニとモンテッラの答えは明確だった。『彼はどこにも売らない』という答えだ」

 記事では、夏の移籍市場で若い才能を獲得することに執心のアーセン・ベンゲル監督が率いるプレミアリーグの名門アーセナルが、獲得に動いたことを報じている。しかし、チームの財政状況が火の車であったなかでも強化責任者のガリアーニCEOとヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は売却を拒否。ミランの未来を背負う存在として、アーセナルに「ノー」を突きつけたという。

「ピルロとトッティが僕の憧れの選手」

 試合後に感動の涙を流したロカテッリは、生放送を担当したイタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」のインタビューに、歓喜のコメントを残している。

「ここまで来るのに、たくさんの犠牲を払って来た。ここまで支えてくれた、家族に感謝している。このゴールは彼らに捧げる。重要なことは勝ったことだ。まだ、たくさんの練習を積まなければならない。まだ僕は何もしていない。この時を、この勝利を堪能したい。この調子で続けたい。ピルロとトッティが僕の憧れの選手。他にも憧れはいっぱいいるけどね」

 ミランのレジスタとして名声を集めた元イタリア代表MFアンドレア・ピルロと、先日40歳の誕生日を迎えながら健在ぶりを披露している元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが憧れの存在だと語った。そして、モンテッラ監督もロカテッリへの賛辞を送っている。

「非常に難しいゴールを決めた。称賛するよ。少しずつ、少しずつ、バランスを保つこと。有名になったら、ここからが一番難しい。コントロールが難しくなるから。みんながそばで助けることが必要だ」

ミランは2020年までの契約延長を提示へ

 1-3となった直後の後半14分に主将のイタリア代表MFリッカルド・モントリーボと交代出場する際には、不甲斐ないプレーに終始したモントリーボに対して激しいブーイングが浴びせられた一方で、下部組織出身のロカテッリには大きな拍手があった。特集では「30万ユーロ(約3400万円)にも満たない年俸の彼に、すでにクラブ側は2020年6月まで契約を2年延長するオファーを用意している」ともされている。

 中国企業への株式売却や、暗黒時代とも言われる低迷など暗い話題の絶えないミランにあって、下部組織出身の才能は希望の光として存在している。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/3(月) 17:50

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