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「動かない相場」、投資家はどう対処すればいいのか

会社四季報オンライン 10/3(月) 19:41配信

 日本銀行の金融政策決定会合と米国のFOMC(連邦公開市場委員会)が終わり、ドイツ銀行の問題などが取りざたされているものの、日米ともに方向感に乏しくなっている。当面の金融政策には大きな変化がなく、特に注目される業種があるわけでもない。米国の景気が悪いということもなく、動きづらい状況となっている。

 日本では中間決算期末ということであり、ここからは決算動向や目先的な材料で一喜一憂することもあるだろう。ただ、「○○関連銘柄」と言っても目新しい材料でもなければすでに織り込まれている。瞬間的ににぎわって、株価が上昇しても長続きしないという感じで、非常に投資をしにくい相場展開となっている。

 上がれば下がり、下がれば上がるというシーソーのような保ち合い相場であれば、我々投資家はどのように対処して行けばいいのだろうか。目先的に値動きの良いものに飛び乗ると良いのだろうか。あるいは、割安感が強い銘柄をしっかりと時間をかけて拾っていけば良いのだろうか。

 もちろん、個々の投資家、市場参加者の資金の性格や投資スタンスで違うが、結論から言うと「じっくりと買う」ということで良いと思う。

■ 「想定しておく」ということ

 つまり、「動かなくても儲かる」ようにするか、「動いたときに儲かる」ようにしておくかということだ。そのためにはスケジュールと株価の水準とを考えておく必要がある。

 スケジュール的には、今朝の日銀短観の発表に見られるように、日本の経済指標の発表はあまり影響がなく、米国の経済指標で為替や日本株が動くということになりそうだ。先週はドイツ銀行の問題で右往左往したが、つまるところ、日本の金融緩和継続、日銀のETF(上場投資信託)買い、そして米国は大統領選挙の行方と利上げをめぐる動きということなる。そして欧州では金融不安や英国のEU離脱問題ということになりそうだ。

 ただ、この連載でいつも述べていることだが、昨年8月、9月の急落、そして今年1月、2月の急落を考えると、米国の利上げ、そしてそれに絡んでの為替の動き、新興国の為替動向などが大きく影響している。

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最終更新:10/5(水) 17:36

会社四季報オンライン

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